オリックス・山下舜平大 (C) Kyodo News

◆ 「ものすごく簡単に捉えられる」

 オリックスは19日、敵地でのソフトバンク戦に7-9で敗戦。先発した山下舜平大は自己ワーストの1試合2被弾を含む4回8失点の成績で、今季2敗目を喫した。

 開幕から3登板目となったこの試合は、初回から制球が定まらず2つの四球を与えると2本の適時打を浴びて2点を献上。追いついてもらった直後のイニングこそ無失点に凌ぐも、続く3回には近藤健介に直球を仕留められて勝ち越しの2ラン本塁打を許してしまう。

 さらに続く4回も3安打で無死満塁のピンチを招くと、併殺の間に1点を奪われ、さらに後続にこの試合4つ目の四球を与えて一・三塁の状況から山川穂高に4号3点本塁打を打たれる。結局この日はこのイニングまでとなり、4回95球8失点、8安打・3三振・4四球・1死球の内容でマウンドを後にした。

 なかなか状態が伸びてこないオリックスの若きエース候補生に、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた谷繁元信氏は「去年よりもストレートの質が悪いような気がする」と問題点を指摘。

 続けてこの試合での投球を「ものすごく簡単に捉えられる」と語り昨季の様な怖さが無くなっていると語ると、同じく出演した平松政次氏も「今年なんかは特に伸びてこなきゃ。自分のボールで、自分の力で抑えていくんだっていう風に戻って欲しい」と危機感をあらわに。

 ここまでの山下の投球を「見ていますとね、リリースの手を(球から)放す時の手の振りがちょっと遅いんですよね」と語り、本来の力強さが鳴りを潜めている点を谷繁氏と同様に指摘すると、「どっちかというと球の勢いで抑える投手なので。コントロールとかどうとか言われて少しずつ手の振りが遅くなっちゃったのかな……」と分析。

 投球の改善の為に制球力のレベルアップを図っているのかもしれないが、それがかえって本来の良さを打ち消してしまっているとの見立てを示した。

 圧倒的な投球で新人王を獲得した昨季から一転、今季は3試合で合計13四球を与えているほか、最長で5イニングしか投げられていないなど少々らしくない姿に終始している山下。解説陣は共通して「直球の悪化」を指摘しているだけに、原因は不明だが課題は明らかなのだろう。

 悩める剛腕に、谷繁氏は最後に「本人も分かっているでしょうし、これからしっかり調整して早く上げてほしいですね」と今後の改善に期待して締めくくった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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ベースボールキング編集部

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