2024.04.19 18:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 5 | 終了 | 4 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
ベルーナドーム |
「気合が入るというか、気持ちが…」
西武は19日、本拠地での楽天戦に5-4で勝利。先発した今井達也は、7回103球1失点、5安打・9三振・2四球の好投で今季2勝目を勝ち取った。
対楽天戦10連勝中と好相性のチームとのマウンドに上がった今井は、初回から三者凡退に抑える上々の滑り出しを見せると、その後も得点圏に走者を背負っても動じずにスイスイとスコアボードに「0」を刻んでいく。
5点リードの7回では、一死一・三塁から鈴木大地に中前適時打を許し1点を与えると、なおも後続に四球を与えてこの日初めての満塁に。しかしここで石原彪をスライダーで空振り三振、さらに茂木栄五郎もスライダーで一ゴロに切って取りピンチを脱出。最少失点で切り抜け、この日はお役御免となった。
その後は1点差まで詰め寄られるも最後は守護神のアルバート・アブレイユが締めて連敗を7で止めた西武。同日放送の」CSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では連敗ストップの立役者となった今井に熱視線が注がれた。
ヒーローインタビューでは「序盤もテンポ良く、真っすぐも変化球もバランス良く投げれましたので。しっかりリードしてくれた古賀にも感謝したいなと思います」とクールに喜びを語った今井だが、大洋の大エースとして君臨した平松政次氏は「普通の気持ちじゃ11連勝もできないと思うんですよね」と内心を推察。
もちろん「相性というものはある」と語りつつも、「楽天とやる時は何かこの気合が入るというか、気持ちが乗っていくというものがそれぞれ選手にはあると思う」と今井の闘争心を解説し、相性の良さに隠れた反骨精神の強さを称えた。
6勝3敗から一気に7連敗を喫するなど、開幕直後から不振にあえいでいた西武。特に数日前には、FA移籍した山川穂高から1試合2発の満塁弾を浴びるなどダメージの残る負け方も喫していただけに、一刻も早い連敗ストップが求められていた。チームの悪い流れを止めた今井は、今後も快投を続けてチームを上位へ導けるか。引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』