オリックス・齋藤響介(C)Kyodo News

◆ 序盤3回は「堂々としたマウンドさばき」も……

 オリックスは28日、敵地での日本ハム戦に5-4で勝利。先発した齋藤響介は3.2回75球2失点の内容で、プロ初白星はお預けとなった。

 昨年9月26日以来2度目の先発登板となった齋藤は、初回から2三振を含む三者凡退の内容で上々の滑り出しを見せると、140キロ後半の伸びのある直球とスライダー、フォークのコンビネーションを軸に3回まで一人の走者も許さない完璧な投球を続ける。

 しかし0-0の同点で迎えた4回に突如として制球を乱すと、2つの四球に失策で無死満塁のピンチを招く。アリエル・マルティネスから三振を奪い、続く好調の田宮裕涼も二ゴロで二死までこぎつけたものの、ここから二者連続で押し出し四球を与え2点を献上。ここでベンチは投手交代を決断し、齋藤は3.2回75球2失点、無安打・4三振・4四球の内容でマウンドを後にした。

 その後は味方打線が繋がり試合終盤に逆転したオリックスだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』ではこの日のキーマンとして2年目の若武者の投球に話題が及んだ。

 番組MCを務めた岩本勉氏は「堂々としたマウンドさばきで素晴らしかった」と語るほど序盤3イニングの投球が冴えわたっていただけに、突如崩れた4回に解説陣も様々な推測を張り巡らせたものの、これについて出演した齊藤明雄氏は「引き出しが無い」と解説。

 続けて「ボール先行した時に、どの球でストライクを取るか自分で分かっていなかった感じがありますよね。そして四球を出した時の首の動きなんですけど、ちょっと力が入りすぎて振るのが早かったのかなと。それで球もシュート回転して抜けが多くなったんじゃないかな」と分析し、ピンチでの力みが投球動作に狂いを生み出していたと分析した。

 歴戦の解説陣からすれば若さの見えた投球だったのかもしれないが、それでもこの日は好調日本ハム打線を相手に無安打のまま降板するなど高い潜在能力の一端を示したのもまた事実。今後のさらなる飛躍に向け、引き続き齋藤の投球に注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

この記事を書いたのは

ベースボールキング編集部

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