上沢直之がMLBデビュー
ボストン・レッドソックスの上沢直之投手(30)が現地時間2日のジャイアンツ戦でリリーフ登板。2回無失点の投球でMLBデビューを果たした。
2点ビハインドの8回表、上沢が5番手として登板。MLBでの初球は82.9マイル(約133.4キロ)のスプリット。続く2球目も内角へスプリットを投じ、2番ソレアを三邪飛に打ち取った。3番フローレスも内角のスプリットで三飛。4番コンフォートに対しては、カウント2-2から外角低めへのスプリットで空振り三振を奪い、この回を三者凡退で終えた。
上沢は9回表にも続投。5番ベイリー、6番チャップマン、7番エストラダをいずれもスプリットで内野ゴロに仕留め、この回も三者凡退。2回19球を投げ、一人の走者も許さず無失点。スプリットを中心にフォーシームとカーブを交え、最速91.8マイル(約147.7キロ)をマーク。初奪三振も記録し、デビュー戦を終えた。
上沢はポスティングシステムを利用し、今年1月にレイズとマイナー契約。招待選手としてメジャーキャンプに参加したが、オープン戦で結果を残せずマイナー降格となり、開幕前日に金銭トレードでレッドソックスへ加入。開幕後は3Aウースターで3試合に先発し、2勝1敗。15回を投げて防御率4.80、17奪三振という成績をマーク。現地時間4月28日のカブス戦からメジャーへ昇格し、4試合目で初登板を果たした。