決勝点を献上する判断…「すぐに二塁に投げるべきだった」
ソフトバンクは3日、西武と対戦し1-0と接戦を落とした。今季ソフトバンクはこの敗戦で西武に初黒星。5月は未だ勝利無しでの連敗となった。
ソフトバンク・大津亮介と西武・武内夏暉の若きエースの投げ合いとなった試合。両者一歩も譲らず0-0で迎えた6回、西武打線は、8番炭谷銀仁朗が安打で出塁。その後9番金子侑司・1番源田壮亮の連続四球で一死満塁とすると、3番中村剛也の三ゴロの間に、三塁走者炭谷が生還し先制。これが決勝点となった。
中村の三ゴロを三塁手・リチャードが三塁を踏んで二死とした後に一塁に投げたため、打者がセーフとなる間に西武が決勝点を挙げた形となった。3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、この判断が大きく取り上げられた。
仁志敏久氏は「守備隊形は後ろだったため、ベンチの指示は二塁・一塁の併殺体制だった。だから捕球したらすぐに二塁に投げるべきだった」と指摘。「リチャード自身の判断で、三塁を踏んで投げても(併殺が取れる)という考えだったのかもしれないが、一般的に考えれば捕ってすぐに二塁に投げるべきだった。送球が逸れてもしょうがないというプレーだった」と瞬時の判断が連敗の引き金になったと苦言を呈した。
谷繫元信氏が「打球が遅かったので、一瞬少し迷った部分もあったのでは」と擁護するも、平松政次氏は「二塁に投げる動きが全くなかった」と取り付く島もなかった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』