「肘の状態は例年以上に仕上がってる」
ソフトバンクが日本ハム相手に延長戦を制した。両軍最少得点しか奪えぬまま進んだ延長12回、無死満塁から代打の周東佑京がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、3時間47分の熱戦に終止符を打った。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ソフトバンクの先発・有原航平に対し、解説者として出演した館山昌平氏は「さすがですね。ほとんどゴロアウトというところで。カットボールを本当に丁寧に投げてますし、ストレートもギアを上げると投げミスが少ないんですよね。またカットボール、ツーシームで両サイドを広く使う。さらに時折、カーブで緩急を使う」と8回1失点ながら自責0の快投の要因を分析。続けてこの日達成した節目の記録を知り「まだ1000イニングしか投げてないのかって思ったぐらいですよね」と熟練の投球術とギャップに、驚きの表情を見せた。
またもう一人の解説者・谷沢健一氏は「今年シーズン初めに会った時に、肘の状態は例年以上に仕上がってるという話をしてましたから。だから今日のピッチングも頷けるなという感じはしますよ」と早稲田大学の先輩ならではのエピソードを披露しつつ、今日の好投にも不思議はないと言い切った。
相性があまり良くないと言われていた古巣の日本ハムも手玉に取った有原航平。ことしも淡々と投げ続けてくれる、貴重な存在となりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』