全米1位有望株のスキーンズがMLBデビュー
ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ投手(21)が現地時間11日のカブス戦でMLB初登板初先発。5回途中3失点という内容でデビュー戦を終えた。
スキーンズは初球でいきなり101.0マイル(約162.5キロ)を記録。速球攻めで先頭トークマンから初三振を奪うと、2番鈴木誠也は全て変化球で三球三振。さらに3番ベリンジャーへの3球目に投じたフォーシームで、球団最速となる101.9マイル(約164.0キロ)を記録。ベリンジャーには四球を与えたが、4番モレルを中飛に打ち取り、無失点で初回を終えた。
2回表には一死満塁とするも、9番ゴームズを101.2マイル(約162.9キロ)のフォーシームで見逃し三振。続くトークマンを二ゴロに仕留め、ピンチを脱出した。3回表は安打を許しながらも3人で終え、4点の援護を受けた4回表にはソロ被弾など2安打を浴びるも、アウト3つを三振で奪った。
5回表のマウンドにも上がったが、連打を許し、無死一、二塁のピンチを背負ったところで降板。バトンを受けた2番手カイル・ニコラスが13球連続ボールで死球と三者連続押し出し四球を喫し、スキーンズに2失点が記録された。
この試合のスキーンズは4回0/3、84球を投げて6安打、2四球、7奪三振、3失点という内容。計33球のフォーシームを投じ、平均球速は100.1マイル(約161.1キロ)を記録。初白星は付かなかったが、本拠地のファンの前で衝撃デビューを飾った。
スキーンズは昨年のMLBドラフトで全体1位指名を受け、ルイジアナ州立大学からパイレーツに入団。今季開幕前にMLB公式が発表した『プロスペクト・ランキング全体トップ100』では全体3位(投手1位)にランクイン。今季は3Aインディアナポリスで開幕を迎え、7試合に先発登板。27回1/3を投げて防御率0.99、45奪三振と圧倒的な成績をマークしていた。