「今年は本当に落ち着いて投げれるようになりました」
巨人がDeNAに逃げ切り勝ち。阪神が敗れたため、再び首位の座を奪取した。この日は先発の山﨑伊織の好投が光った。去年はDeNA相手に5勝1敗、防御率1.65と相性の良さそのままに4回までホームを踏ませぬ力投。2回には女房役の岸田行倫に今季1号2ランが飛び出し援護をもらった右腕は、2点リードの5回に蝦名達夫にタイムリーで1点を失うも、その後はフィールディングも冴え、7回まで投げ抜き勝利に貢献した。
4勝目をマークした山﨑伊織に対し、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者を務めた斎藤雅樹氏は「いやもう去年からも良かったですけど、今年は本当に落ち着いて投げれるようになりましたよね。少々ピンチになっても、すごく落ち着いて冷静に投げられてるかなっていう感じがしますね」と着実にレベルアップしていると強調。またバッテリー揃ってのお立ち台にも「ここのところの巨人はずっとそういう感じですね。小林(誠司)も頑張ってますし、ほんとにピッチャーも頑張っていて」とOBとして目を細め「接戦に強くなったなっていう感じはしますよね」とバッテリーを中心とした粘り強い戦いができていると評価した。
また岸田のバッティングに齋藤氏は「元々いいんですよ」とコメントするとMCを務めた高木豊氏も「高校ジャパンでもクリーンナップ打ってましたからね。だからバッティングはいいんですよ。 このホームラン1本で勝ちましたからね」と殊勲打にも不思議はないと解説した。
無敗のピッチングを続ける右腕と、それを支える女房役。キャッチャー出身の阿部監督らしい勝ち方が増えてきたようだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』