痛恨のサヨナラ負けでチームも5連敗…「盗塁から攻められて、悔しい降板だったと思う」
連敗を止めたい西武は19日、ソフトバンクと対戦し1-2xでサヨナラ負けを喫した。西武先発はドラフト1位ルーキーの武内夏暉。ソフトバンク打線を8回まで3安打4奪三振無失点と完璧に抑え込んだ。しかし完封勝利目前の9回、武内は先頭の1番周東佑京に安打を打たれると、左足がつるアクシデントで無念の降板。2番手・アブレイユは周東に二盗を許すと、3番柳田悠岐に同点適時打を浴び、4番山川穂高に死球を与える苦しい投球。最後は一死一・二塁で5番近藤健介に痛恨のサヨナラ適時二塁打を決められた。西武は逆転負けで連敗も「5」となった。
武内の緊急降板からのサヨナラ負けに、19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
谷沢健一氏は、サヨナラ打を浴びた2番手・アブレイユに対し「武内が足をつり、アブレイユは急遽登板となった。しっかりブルペンで調整ができていたかは分からないが、近藤の内角を攻めるには少しまともすぎた。外からカウントをとるとか、低めに神経を使うとかもなく、近藤を単純に攻めすぎた」と苦言を呈した。
笘篠賢治氏は、まさかのアクシデントに見舞われた武内について「たらればになるが、周東が安打で出塁後、そのまま左投手の武内が登板していたら周東は走りにくかったと思う。アブレイユに代わったので、盗塁のチャンスが生まれてしまった。そこから攻められたので、降板は悔しかっただろう」と分析。岩本勉氏も「自分自身がやっつけられたのであれば、気持ちの切り替えもついたと思うが…」とルーキーの心中を慮った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』