9回の犠打失敗に「齋藤にとっては、非常に悔しいゲームだったと思う」
カード勝ち越しを狙うオリックスは19日、楽天と対戦し延長10回・3x-2でサヨナラ勝ちを収めた。9回に同点に追いつかれたオリックスは延長10回、二死から4番森友哉と5番宜保翔の連続安打でサヨナラの好機を作ると、9回の犠打失敗を取り返したい6番宗佑磨が値千金のサヨナラ打を決めた。オリックス先発・齋藤響介は5回2/3無失点でプロ初勝利の権利をもって降板したが、この日1軍復帰登板となった平野佳寿が9回に村林一輝から同点適時打を打たれ、白星はお預けとなった。
9回のミスを取り返す一打を放った宗だったが、19日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の解説・谷沢健一氏は宗に対し厳しい声を上げた。
谷沢氏は「確かに10回は見事なサヨナラ打だったが、9回の犠打失敗がやはり気になる」と指摘。「齋藤が良い投球をしたが、9回に平野が追いつかれた。齋藤にとっては、非常に悔しいゲームだったと思う。そういう中で(犠打を失敗し)、はたしてこの一打を宗自身は喜べたのか」と若い先発投手の胸の内を慮りながら苦言を呈した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』