粘りのピッチングも打線の援護なく
広島が阪神に1点差の惜敗。5連勝で一気に首位取りとはならなかった。この日は先発した広島の森下暢仁の粘りのピッチングに、打線が応えられなかったことが響いた。
制球が自慢の右腕だが、この日は3イニング連続で四死球を与えるなど本来の出来ではなく、5回まで4度も先頭打者に出塁を許す苦しい投球。しかし失点は1回と3回だけで、ともに最少失点で切り抜けた。その後打線の援護を待ちながら7回を投げきったが、残念ながら勝利には結びつかなかった。
ハイクオリティスタートを達成しながらも2敗目を喫した森下暢仁に関し、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「森下投手も非常に内容は良かったんですけども、防御率は今日、規定投球回数に足りてセ・リーグ3位なんです。内容はいいんですけども、今日は勝ちがつかなかった」と残念がると、解説として出演した齊藤明雄氏も「防御率が1.60でしょ。2点取られてないのに3勝2敗っていうのはおかしいんじゃないのって。やはり打線の援護がないので」と同意。
しかし「森下は抑えてるんだけど。先に相手に点を与えてしまう。だから試合の展開を持っていかれてるのかなと思いますね。その辺だけだと思います」と敵に先取点を与えないことが、勝ち星を増やす秘訣だと説いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』