史上36人目の通算100セーブ
広島がDeNAに競り勝ちこのカード3連勝。貯金は今シーズン最多の5となり、首位の阪神に0.5ゲーム差と肉迫した。初回から秋山翔吾の盗塁に、二死からダブルスチールを成功させるなど足を使った攻撃で2点先取。4回は秋山の犠牲フライで1点を追加し、1点差に詰め寄られた8回には石原貴規のツーベースでリードを広げた。
投げては先発したアドゥワ誠が6回2失点で仕事を果たすと、最後は4番手の抑えの切り札・栗林良吏が2点のリードを守り、リーグ最多に並ぶ14セーブ目を挙げるとともに、日本人最速タイの178試合目で史上36人目の通算100セーブを達成した。
お立ち台に上った栗林は「100を目標にしてきたわけじゃないんで、もっとチームの勝利に貢献できるように頑張りたいなと思ってます」と改めて決意表明すると、敵地を赤く染めた鯉党から大きな声援が送られていた。
節目の100セーブに、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏が「入団してからずっとタフなマウンドなんですよね」と振り返ると、解説者として出演した齊藤明雄氏も「そうなんですよね」とルーキーイヤーの21年から抑えの座についていることに言及。続けて「昨年はちょっと故障があったりしてね、ちょっと苦しんだんですけど、その苦しみがねいい経験になったと思いますよね。ピンチを迎えても堂々と投げれる栗林がいますよね」と怪我を乗り越え、さらにたくましくなっていると絶賛した。
交流戦前に記録を達成した栗林。この勢いをパ・リーグ相手にもぶつけていきたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』