「相変わらず怖いバッターですよね」
日本ハムが阪神に快勝。2年前は3連敗と一敗地に塗れた甲子園で、新庄監督が嬉しい勝ち星を手に入れた。この日は打線が活発だったことが、勝利への一番の要因だった。
今シーズンも安定したピッチングを続けている大竹耕太郎に対し、2回には2本のヒットと相手のミスも重なり2点を先制すると、5回には万波中正がチーム交流戦第1号2ランホームランで加点。7回には1番に入った水谷瞬の2点タイムリーも飛び出し、終わってみれば8-2と阪神を圧倒した。
15安打と打ちまくった日ハム打線の中でも、29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した野村弘樹氏は「まずやはり万波選手のホームランでしょうね」と逆転アーチをかけた大砲にクローズアップ。「2点取ったあと1点取られて、じりじり取られるかなという中で、ツーアウトからの初球、甘いチェンジアップとはいえやっぱりスタンドインできた。やっぱりこの1発、この2点というのは非常に大きかったですね」と試合の流れ的にも貴重だったと解説。さらに「2番に入ってるんですけどもね、やっぱり長打力があるというところで、相変わらず怖いバッターですよね。素晴らしいバッティングでしたよ」と絶賛した。
また1番でプロ入り初の猛打賞を記録した水谷瞬にも「やはり思いっきりがいいですから、投げているほうからすると、すごく嫌な雰囲気に感じるんですね」と投手目線で分析。さらに7回のヒットに「難しいボールをセンター前に運んだ貴重なタイムリーもありました。島本選手のインコースのストレートを打ったんですよ。あれはもうピッチャーは責められないですから、水谷選手のバッティングも褒めるしかないですよね。今日は本当にいい働きをしましたよ」と若武者の活躍を称えた。
1、2番合わせて5安打4打点と新庄監督のタクトも冴えた交流戦初戦。この勢いで連勝を狙う。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』