<5月30日 横浜スタジアム>
DeNAは『交流戦SERIES 2024』のイベントの一環として伝説のOBによる一打席対決を実施。30日はベイスターズ代表の山口俊氏と、イーグルス代表の山﨑武司氏のマッチアップとなった。
長髪をなびかせてマウンドに上った山口氏は、元女房役の高城俊人と懐かしのバッテリーを組んだが、初球いきなり山﨑氏を狙ったかのような大暴投で会場をどよめかせると、なんと次の瞬間山﨑氏が山口氏目掛けて猛然とダッシュ。まさかの乱闘かと思いきや、山口氏の父は力士の元谷嵐、山﨑氏は中学時代に相撲部屋にスカウトされるなど、お互い縁のあることからか、突然の相撲対決に。結果は山﨑氏が山口氏を転がし勝負あり。その後は仲良くポーズを決め、仕切り直して野球勝負へと移っていった。
負けた影響からか山口氏のコントロールが定まらず6球連続ボールとなり恐縮する中、最後は力ないフライがライトに上がり、野球では山口氏に軍配が上がった。
勝負を終えた山﨑氏は「楽しみにしていました。現役時代ここでバッターボックスに立たせてもらったんですけど、スタンドもできて新しい球場みたいな感じがして、久々に緊張しました。現役時代は緊張することはなかったのですけれども、お客さんの前で山口と戦えたことはいい思い出になりました。ありがとうございました」と感謝。山口氏は「読んでいただいて感謝いたします」とまずお礼。続けて「ユニフォームを着るとどうしても抑えたいという気持ちが出てストライクが入らなかった。なんとか山﨑さんに高めのボールを打っていただいて助けてもらった。いい思い出になりました」と笑顔を見せた。
最後に古巣に対してのコメントでは、まず山﨑氏が「苦戦してますけど、まだ100試合弱ありますので、選手一丸となって頑張っていって欲しい」とイーグルスにエール。山口氏は「まだ上位とは差もありませんし、交流戦で1勝1勝と積み重ねて、Aクラスまた首位に立てるように、ぼくも応援していきます。また筒香もアメリカから帰ってきてチームの雰囲気、ファンの方の熱量も上がってきていると思いますので、その熱量を選手たちも感じてどんどん上を目指して頑張って欲しい」と同じ高卒ドラ1の筒香の名前をあげながら、ベイスターズの浮上を期待した。
レジェンドOBによる夢対決。思わぬエンターテイナーぶりを発揮した2人の粋な演出で、スタンドは大いに盛り上がっていた。
取材・文=萩原孝弘
DeNAは『交流戦SERIES 2024』のイベントの一環として伝説のOBによる一打席対決を実施。30日はベイスターズ代表の山口俊氏と、イーグルス代表の山﨑武司氏のマッチアップとなった。
長髪をなびかせてマウンドに上った山口氏は、元女房役の高城俊人と懐かしのバッテリーを組んだが、初球いきなり山﨑氏を狙ったかのような大暴投で会場をどよめかせると、なんと次の瞬間山﨑氏が山口氏目掛けて猛然とダッシュ。まさかの乱闘かと思いきや、山口氏の父は力士の元谷嵐、山﨑氏は中学時代に相撲部屋にスカウトされるなど、お互い縁のあることからか、突然の相撲対決に。結果は山﨑氏が山口氏を転がし勝負あり。その後は仲良くポーズを決め、仕切り直して野球勝負へと移っていった。
負けた影響からか山口氏のコントロールが定まらず6球連続ボールとなり恐縮する中、最後は力ないフライがライトに上がり、野球では山口氏に軍配が上がった。
勝負を終えた山﨑氏は「楽しみにしていました。現役時代ここでバッターボックスに立たせてもらったんですけど、スタンドもできて新しい球場みたいな感じがして、久々に緊張しました。現役時代は緊張することはなかったのですけれども、お客さんの前で山口と戦えたことはいい思い出になりました。ありがとうございました」と感謝。山口氏は「読んでいただいて感謝いたします」とまずお礼。続けて「ユニフォームを着るとどうしても抑えたいという気持ちが出てストライクが入らなかった。なんとか山﨑さんに高めのボールを打っていただいて助けてもらった。いい思い出になりました」と笑顔を見せた。
最後に古巣に対してのコメントでは、まず山﨑氏が「苦戦してますけど、まだ100試合弱ありますので、選手一丸となって頑張っていって欲しい」とイーグルスにエール。山口氏は「まだ上位とは差もありませんし、交流戦で1勝1勝と積み重ねて、Aクラスまた首位に立てるように、ぼくも応援していきます。また筒香もアメリカから帰ってきてチームの雰囲気、ファンの方の熱量も上がってきていると思いますので、その熱量を選手たちも感じてどんどん上を目指して頑張って欲しい」と同じ高卒ドラ1の筒香の名前をあげながら、ベイスターズの浮上を期待した。
レジェンドOBによる夢対決。思わぬエンターテイナーぶりを発揮した2人の粋な演出で、スタンドは大いに盛り上がっていた。
取材・文=萩原孝弘