2024.05.31 18:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 5 | 終了 | 4 | 阪神タイガース |
ZOZOマリン |
○ ロッテ 5x - 4 阪神 ●
<1回戦・ZOZOマリン>
3試合連続延長戦となったロッテは、4-4の10回二死満塁から小川龍成の押し出し四球でサヨナラ勝ち。阪神との3連戦の大事な初戦をモノにするとともに、引き分けを挟んで2005年以来の10連勝に伸ばした。
この日のヒーローは押し出し四球を含む6打席全打席出塁した小川、連日の延長戦で益田直也、国吉佑樹、坂本光士郎、澤田圭佑、岩下大輝が連投中だった中で菊地吏玖、高野脩汰が6回途中から9回までの3回2/3を2人で1失点、10回に登板した鈴木昭汰が1イニングを無失点に抑えるなど、勝利の立役者が多くいたが、4安打放った友杉篤輝もその1人だろう。
『8番・遊撃』でスタメン出場した友杉は0-1の3回無死走者なしの第1打席、先発・青柳晃洋が1ストライクから投じた2球目のストレートをセンター前に弾き返し出塁すると、二死三塁から小川の三塁線のセーフティバントで同点のホームを踏んだ。
3-4の9回無死走者なしの第4打席は、ゲラが2ボール2ストライクから投じた4球目のスライダーをセンター前に運び、一死満塁から髙部瑛斗の左犠飛で三塁からタッチアップし生還した。
さらに4-4の10回の第5打席は、二死走者なしから漆原が1ボール1ストライクから投じた3球目のカットボールをレフト前に放ち出塁。小川の押し出し四球でサヨナラ勝ちを収めたが、最後のホームを踏んだのも友杉だった。
友杉は4安打3得点1盗塁。小川の活躍が光ったが、それをチャンスメイクした友杉の働きも勝利に繋がったことは間違いない。
開幕からショートでスタメン出場する友杉は、規定打席に到達した4月14日に打率.381でリーグトップに浮上したが、当時「打率以上には良くはないと思います」と本人の中で納得のいく打撃ができていなかった。4月の後半に一時当たりが止まり、「やっぱり良くなかったので、すぐ落ちていきましたけど、なんとか少し良くなってきたかなと思います」と、5月に入り復調し、月間打率は.323(62-20)。
良くなってきた要因について友杉は「タイミングの取り方だったり、少し重心が前にいっていたのを抑えながら、タイミングを取れている。そこはいいところかなと思います」と分析した。
友杉の打席を見ると、5月7日の西武戦の第2打席、追い込まれてからノーステップ打法で打つなど、打席によってタイミングの取り方を変えている。
「僕は足を上げたほうがタイミングが取りやすいんですけど、上げることに反動が出て前に突っ込んだり、色々デメリットもある。ダメなところが出た時に少し修正しながら、修正できたら自分の取りやすいタイミングだったり、色々考えながらやっています」。
また、去年は左投手の打率.196と苦戦したが、今季は左打者にしっかり対応し、5月終了時点で左投手の打率は.316(38-12)と結果を残す。
「去年打てなかったぶん、左ピッチャーの時に試合に出られなかった。最近出させてもらっているので、そこは結構手応えを感じているんですけど、右ピッチャーの時に打ててなかったりする。そこは難しいですけど両方バランスよく打てるようにやっていきたいです」。
打てていないと話していた右投手に対しても、5月31日の阪神戦で4本の安打を放った。
友杉は現在5月17日の日本ハム戦から12試合連続でショートで先発出場中。「まず毎試合出させていただけるように、走攻守の面で結果を出しながら、チームに貢献したいと思います」。10連勝するチームの中で、欠かせない存在になりつつある。
取材・文=岩下雄太
<1回戦・ZOZOマリン>
3試合連続延長戦となったロッテは、4-4の10回二死満塁から小川龍成の押し出し四球でサヨナラ勝ち。阪神との3連戦の大事な初戦をモノにするとともに、引き分けを挟んで2005年以来の10連勝に伸ばした。
この日のヒーローは押し出し四球を含む6打席全打席出塁した小川、連日の延長戦で益田直也、国吉佑樹、坂本光士郎、澤田圭佑、岩下大輝が連投中だった中で菊地吏玖、高野脩汰が6回途中から9回までの3回2/3を2人で1失点、10回に登板した鈴木昭汰が1イニングを無失点に抑えるなど、勝利の立役者が多くいたが、4安打放った友杉篤輝もその1人だろう。
『8番・遊撃』でスタメン出場した友杉は0-1の3回無死走者なしの第1打席、先発・青柳晃洋が1ストライクから投じた2球目のストレートをセンター前に弾き返し出塁すると、二死三塁から小川の三塁線のセーフティバントで同点のホームを踏んだ。
3-4の9回無死走者なしの第4打席は、ゲラが2ボール2ストライクから投じた4球目のスライダーをセンター前に運び、一死満塁から髙部瑛斗の左犠飛で三塁からタッチアップし生還した。
さらに4-4の10回の第5打席は、二死走者なしから漆原が1ボール1ストライクから投じた3球目のカットボールをレフト前に放ち出塁。小川の押し出し四球でサヨナラ勝ちを収めたが、最後のホームを踏んだのも友杉だった。
友杉は4安打3得点1盗塁。小川の活躍が光ったが、それをチャンスメイクした友杉の働きも勝利に繋がったことは間違いない。
打撃好調
開幕からショートでスタメン出場する友杉は、規定打席に到達した4月14日に打率.381でリーグトップに浮上したが、当時「打率以上には良くはないと思います」と本人の中で納得のいく打撃ができていなかった。4月の後半に一時当たりが止まり、「やっぱり良くなかったので、すぐ落ちていきましたけど、なんとか少し良くなってきたかなと思います」と、5月に入り復調し、月間打率は.323(62-20)。
良くなってきた要因について友杉は「タイミングの取り方だったり、少し重心が前にいっていたのを抑えながら、タイミングを取れている。そこはいいところかなと思います」と分析した。
友杉の打席を見ると、5月7日の西武戦の第2打席、追い込まれてからノーステップ打法で打つなど、打席によってタイミングの取り方を変えている。
「僕は足を上げたほうがタイミングが取りやすいんですけど、上げることに反動が出て前に突っ込んだり、色々デメリットもある。ダメなところが出た時に少し修正しながら、修正できたら自分の取りやすいタイミングだったり、色々考えながらやっています」。
また、去年は左投手の打率.196と苦戦したが、今季は左打者にしっかり対応し、5月終了時点で左投手の打率は.316(38-12)と結果を残す。
「去年打てなかったぶん、左ピッチャーの時に試合に出られなかった。最近出させてもらっているので、そこは結構手応えを感じているんですけど、右ピッチャーの時に打ててなかったりする。そこは難しいですけど両方バランスよく打てるようにやっていきたいです」。
打てていないと話していた右投手に対しても、5月31日の阪神戦で4本の安打を放った。
友杉は現在5月17日の日本ハム戦から12試合連続でショートで先発出場中。「まず毎試合出させていただけるように、走攻守の面で結果を出しながら、チームに貢献したいと思います」。10連勝するチームの中で、欠かせない存在になりつつある。
取材・文=岩下雄太