● 慶大 1 - 8 早大 ○
<東京六大学野球・神宮球場>
東京六大学野球春季リーグ戦は、最終第8週。早慶戦1回戦は、吉納翼(4年・東邦)の2本塁打など9安打8点を挙げた早大が慶大を下し、リーグ優勝に王手をかけた。早大は、2日の2回戦にも勝利し、勝ち点を挙げると7季ぶりの優勝が決まる。
3番・右翼で先発出場した早大・吉納は、3回に慶大の先発・外丸東眞(3年・前橋育英)から左翼席へソロHRを放つと、5点リードの6回二死二・三塁で、慶大の左腕・荒井駿也(3年・慶應)の143キロの直球を捉え、中堅バックスクリーンへ3ラン本塁打。優勝へ向けての大一番で2本塁打4打点の活躍を見せた。
早大・小宮山監督は吉納の2本目の3ランの場面を振り返り、「1本目、ラッキーな風の(影響による)本塁打で、あれで多少力が抜けたと思うんで。2本目の本塁打の前に、このイニング、ダメ押しを取れたら間違いなく勝てる、と。さらにいうと、彼のいろんなものも含めて、ひょっとしたらベストナインに投票してもらえるかもしれない。そういう価値のある打席だ、この春一番の集中力で行け」と発破をかけていたことを明かした。
吉納もその言葉を受け、「絶対打ってやるという気持ちで」打席へ向かったという。「監督も言ったように、ここで打てばベストナインもあるかもしれないぞと言われたので。あの…ぜひお願いします」と吉納。投票権を持つ報道陣へ頭を下げて懇願し、爆笑を誘った。
小宮山監督は「この春一番の集中力で行け、と言って、あのバッティングですから。今までちゃんと集中しとけよ、という話で」と厳しめのコメントを付け加えることも忘れなかったが、「本人がプロでやりたいという希望を持っていますから。送り出しても恥ずかしくないくらいのバッティングだったと思います」と伝統の早慶戦で結果を残した勝利の立役者を評した。
(取材・撮影=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
<東京六大学野球・神宮球場>
東京六大学野球春季リーグ戦は、最終第8週。早慶戦1回戦は、吉納翼(4年・東邦)の2本塁打など9安打8点を挙げた早大が慶大を下し、リーグ優勝に王手をかけた。早大は、2日の2回戦にも勝利し、勝ち点を挙げると7季ぶりの優勝が決まる。
3番・右翼で先発出場した早大・吉納は、3回に慶大の先発・外丸東眞(3年・前橋育英)から左翼席へソロHRを放つと、5点リードの6回二死二・三塁で、慶大の左腕・荒井駿也(3年・慶應)の143キロの直球を捉え、中堅バックスクリーンへ3ラン本塁打。優勝へ向けての大一番で2本塁打4打点の活躍を見せた。
早大・小宮山監督は吉納の2本目の3ランの場面を振り返り、「1本目、ラッキーな風の(影響による)本塁打で、あれで多少力が抜けたと思うんで。2本目の本塁打の前に、このイニング、ダメ押しを取れたら間違いなく勝てる、と。さらにいうと、彼のいろんなものも含めて、ひょっとしたらベストナインに投票してもらえるかもしれない。そういう価値のある打席だ、この春一番の集中力で行け」と発破をかけていたことを明かした。
吉納もその言葉を受け、「絶対打ってやるという気持ちで」打席へ向かったという。「監督も言ったように、ここで打てばベストナインもあるかもしれないぞと言われたので。あの…ぜひお願いします」と吉納。投票権を持つ報道陣へ頭を下げて懇願し、爆笑を誘った。
小宮山監督は「この春一番の集中力で行け、と言って、あのバッティングですから。今までちゃんと集中しとけよ、という話で」と厳しめのコメントを付け加えることも忘れなかったが、「本人がプロでやりたいという希望を持っていますから。送り出しても恥ずかしくないくらいのバッティングだったと思います」と伝統の早慶戦で結果を残した勝利の立役者を評した。
(取材・撮影=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)