「晴也(田中晴也投手)が初先発ということで、緊張もありながらここまで踏ん張っていたので、何とか一点と思って打席に入りました!先制できて良かったです!」。
ロッテの安田尚憲は1日の阪神戦、0-0の4回二死一、二塁の第2打席、先発・ビーズリーが1ボール1ストライクから投じた3球目のカットボールをライトへ弾き返す適時二塁打を放った。
安田は5月31日の阪神戦、4回の第2打席でも犠飛で打点を挙げており、現在2試合連続打点中だ。直近5試合では5月28日のヤクルト戦で犠飛、5月29日のヤクルト戦でも「勝ち越しのチャンスで回ってきたのでしっかりと打つことができて良かったです。次も頑張ります!」と4回に適時打を放つなど、4打点をマークする。
交流戦前の取材で「まずはやれることをしっかりやって準備してやっていきたいなと思います」と話していた中で、交流戦4打点と結果を残している。
安田は開幕直後に故障で離脱したが、4月27日に再昇格した後は、「ちょっとずつ良くなっているかなという感じですね」と、21試合に出場して打率.300(60-18)、9打点。
春季キャンプ中の取材で安田は「今年はアナリストの方とたくさん話をしながら、データ的なところも頭に入れてやっていきたいと思います」とデータを取り入れる方向を示していたが、シーズンが開幕してから「そこは継続していますね。村田コーチと3人で一緒に相談しながらやっています」とのことだ。
また、5月12日の日本ハム戦から5月19日の日本ハム戦にかけて「感覚が良くなかったので、1回変えてみようかなと思って変えていたんですけど、普段通り自分のバットに戻しました」チームメイトのバットを借りて打席に入っていた時期もあったが、自分のバットに戻した。ちなみにバットを戻した5月21日以降は打率.478(23-11)と打ちまくっている(筆者調べで5月21日以前、以降もチームメイトのバットを使用している打席がある可能性あり)。
打撃の状態が上がってきている安田ではあるが、プロ入りからの課題は左投手。22年に左投手の打率.279(104-29)と克服したように見えたが、昨季は左投手の打率が.188(101-19)。今季も左投手に対して、ここまで9打数1安打で、左投手が先発の時はベンチスタートが多く、スタメン出場の時も、左投手が登場すると代打を送られるケースもある。
ただ、昇格前の4月25日の楽天二軍戦では苦手の左投手から3安打。そのうち2打席は適時打を放った。安田本人は「一軍レベルの左で結果を残せていないので、なかなか試合では使ってもらえない。少ないチャンスで結果を残して信頼を勝ち取れるようにやっていきたいと思います」と決意を述べた。
守備面ではプロ入りから三塁を主体に出場してきたが、今季は中村奨吾が二塁から三塁にコンバートされたこともあり、三塁だけでなく、一塁で出場することも多い。出場試合数の内訳を見ても、昨季は三塁で106試合に出場し一塁は14試合だったが、今季は三塁で11試合に対し、一塁で13試合と一塁での出場の方が多い。
守備に関して安田は「景色が180度違うので、そこの難しさはありますけど、そこはやっていって慣れるしかないので、特にファーストがまだまだなので、もっと練習しないと思います」と課題を口にし、守備力の向上を誓った。
1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝するためにも攻守に安田の躍動、成長が必要だ。「もっともっとバッティングでチームに貢献できるように頑張りたいと思います」。安田が“打って”勝利する試合を増やしていきたい。
取材・文=岩下雄太
ロッテの安田尚憲は1日の阪神戦、0-0の4回二死一、二塁の第2打席、先発・ビーズリーが1ボール1ストライクから投じた3球目のカットボールをライトへ弾き返す適時二塁打を放った。
安田は5月31日の阪神戦、4回の第2打席でも犠飛で打点を挙げており、現在2試合連続打点中だ。直近5試合では5月28日のヤクルト戦で犠飛、5月29日のヤクルト戦でも「勝ち越しのチャンスで回ってきたのでしっかりと打つことができて良かったです。次も頑張ります!」と4回に適時打を放つなど、4打点をマークする。
交流戦前の取材で「まずはやれることをしっかりやって準備してやっていきたいなと思います」と話していた中で、交流戦4打点と結果を残している。
再昇格後は打率.300
安田は開幕直後に故障で離脱したが、4月27日に再昇格した後は、「ちょっとずつ良くなっているかなという感じですね」と、21試合に出場して打率.300(60-18)、9打点。
春季キャンプ中の取材で安田は「今年はアナリストの方とたくさん話をしながら、データ的なところも頭に入れてやっていきたいと思います」とデータを取り入れる方向を示していたが、シーズンが開幕してから「そこは継続していますね。村田コーチと3人で一緒に相談しながらやっています」とのことだ。
また、5月12日の日本ハム戦から5月19日の日本ハム戦にかけて「感覚が良くなかったので、1回変えてみようかなと思って変えていたんですけど、普段通り自分のバットに戻しました」チームメイトのバットを借りて打席に入っていた時期もあったが、自分のバットに戻した。ちなみにバットを戻した5月21日以降は打率.478(23-11)と打ちまくっている(筆者調べで5月21日以前、以降もチームメイトのバットを使用している打席がある可能性あり)。
左投手
打撃の状態が上がってきている安田ではあるが、プロ入りからの課題は左投手。22年に左投手の打率.279(104-29)と克服したように見えたが、昨季は左投手の打率が.188(101-19)。今季も左投手に対して、ここまで9打数1安打で、左投手が先発の時はベンチスタートが多く、スタメン出場の時も、左投手が登場すると代打を送られるケースもある。
ただ、昇格前の4月25日の楽天二軍戦では苦手の左投手から3安打。そのうち2打席は適時打を放った。安田本人は「一軍レベルの左で結果を残せていないので、なかなか試合では使ってもらえない。少ないチャンスで結果を残して信頼を勝ち取れるようにやっていきたいと思います」と決意を述べた。
守備
守備面ではプロ入りから三塁を主体に出場してきたが、今季は中村奨吾が二塁から三塁にコンバートされたこともあり、三塁だけでなく、一塁で出場することも多い。出場試合数の内訳を見ても、昨季は三塁で106試合に出場し一塁は14試合だったが、今季は三塁で11試合に対し、一塁で13試合と一塁での出場の方が多い。
守備に関して安田は「景色が180度違うので、そこの難しさはありますけど、そこはやっていって慣れるしかないので、特にファーストがまだまだなので、もっと練習しないと思います」と課題を口にし、守備力の向上を誓った。
1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝するためにも攻守に安田の躍動、成長が必要だ。「もっともっとバッティングでチームに貢献できるように頑張りたいと思います」。安田が“打って”勝利する試合を増やしていきたい。
取材・文=岩下雄太