谷繁氏「決して得点数が多いわけではないが…」鍵を握る選手の意識とは?
阪神とのカード3連勝で勢いに乗る楽天は7日、中日とのカード初戦を2-0と白星で飾った。中日先発・涌井秀章に対して打線は初回、1番小郷裕哉がフェンス直撃の二塁打を放ち、いきなり好機を作る。小郷は2番村林一輝の一ゴロで進塁し一死三塁とすると、3番辰己涼介の遊ゴロの間に生還し先制した。2回は5番フランコが安打で出塁すると、6番阿部寿樹に対する3球目で涌井が暴投する間に二塁へ進み、無死二塁と好機拡大。この場面で阿部が適時打を放ち、リードを2点に広げた。投げては先発・早川隆久が7回無失点の好投。8回は酒井知史、9回は守護神・則本昂大が無失点で繋ぎ、楽天は4連勝で交流戦首位をキープした。
楽天は交流戦10試合を終え、8勝2敗と絶好調。7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、解説陣が交流戦単独首位を走る楽天の強さを分析した。
谷繫元信氏が「楽天の打者陣が、場面場面で考えてバッティングしているなとすごく感じる」と述べると、大矢明彦氏は「浅村栄斗に頼らなくても、こうやって繋がっていくと点は取れる。皆で得点に結び付けようという意識が生きてきている」と選手の役割意識を高く評価した。
さらに谷繁氏は「決して得点数が多いわけではないが勝っているのは、ポイントごとに点がとれるから」と、確実に1点を取る野球を称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』