驚異の防御率1.19!安定した投球に坂口氏「どういう球を投げれば抑えられるかというコツを掴んでいる」
阪神・才木浩人が9日の西武戦で、8回一死までノーヒットノーランを継続する好投。惜しくも達成とはならなかったが、8回112球・1安打3四球9奪三振無失点でリーグトップの7勝目を手にした。
才木は初回・2回と三者凡退で上々の立ち上がり。3回に一塁・渡邉諒がカメラマン席に落ちてしまうアクシデントがあったが、この回も無失点に抑えた。7回に中野拓夢と前川右京の連続適時打で3点の援護をもらい、才木は8回のマウンドへ。しかし先頭打者・源田壮亮へ3球目を投じた後、才木が足を気にする仕草を見せる。一度ベンチに下がって治療後に源田を中飛に打ち取ったが、代打・山野辺翔にフェンス直撃の三塁打を浴び、大記録達成とはならなかった。さらに二死一・三塁とピンチ拡大となるも、最後は奥村光一を二飛で抑え、自身7連勝を挙げた。
才木は今季防御率1.19と安定した投球を続けており、9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも絶賛の嵐だった。
岩本勉氏は「足のアクシデントがなかったらとも思ったが、イニングイーターでしっかりチームを勝利に導いている」と語ると、斎藤雅樹氏は「完投を期待できる投手。本人も投げたがりらしく、僕は最後まで行くという強い気持ちをもった投手だと聞いている」と才木のエースとしての矜持を称賛した。
坂口智隆氏も今季の才木について「どんどん良くなっている。球数を投げられるのも大きいし、打者にどういう球を投げれば抑えられるかというコツを掴んでいる」と評価すると、岩本氏も「縦に割れるカーブと高めの直球が強い」と賛辞を惜しまなかった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』