大谷翔平が起用に応える3安打
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間17日のロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。3安打含む4出塁を記録し、打線を牽引した。
ロッキーズ先発は今季2度目の対戦となる右腕クワントリル。初回の第1打席はカウント2-2から真ん中付近のシンカーを打つも、遊ゴロに倒れた。
1点リードの2回表、二死二塁の好機で迎えた第2打席はゾーンど真ん中に甘く入ったスプリットを捉え、一二塁間を破る右前適時打。さらに2番ウィル・スミスの適時三塁打で本塁へ生還し、リードを3点に拡大した。
2点リードで迎えた4回表の第3打席は、カウント1-2から外角のスプリットを引っ張り右中間へ。中堅手前方への当たりだったが、快足を飛ばして二塁に到達。その後二死一、二塁と好機を迎えたが、後続倒れ得点には繋がらなかった。
6回表の第4打席は2番手右腕バードと対戦。カウント2-0から真ん中付近のシンカーを逆方向に弾き返し、2打席連続の二塁打。続くスミスの右飛で三塁へ進んだが、この回も無得点に終わった。
8回表の第5打席は3番手右腕ハートリーブと対戦。フルカウントから内角低めへの際どいシンカーを見送り、四球で出塁。続くスミスへの初球で二塁を陥れ、今季16個目、MLB通算では102個目の盗塁に成功。松井稼頭央氏と並んで日本人選手歴代2位に浮上した。
7点リードとなった9回表の第6打席は4番手右腕ローレンスと対戦。カウント1-1から真ん中付近のシンカーを引っ掛け二ゴロに終わった。
この試合の大谷は5打数3安打、1打点、1四球、1盗塁という内容。1番打者起用に応える活躍で現地時間5月14日以来となる1試合3安打をマーク。今季成績は打率.314、OPS.989に上昇している。