「最初、めちゃめちゃ緊張したんですけど、でも結構コーチの方々とか優しく接していただいて、教わることもあったので、気楽じゃないですけどいい感じにできたと思います」
ロッテのドラフト5位・寺地隆成捕手(明徳義塾高)は18日、金田優太、松石信八、田中楓基、永島田輝斗らとともにZOZOマリンスタジアム(室内練習場)で行われた一軍練習に参加した。
寺地は「雰囲気的なところも(一軍と二軍で)違ったところもありますが、何かを変えるというわけではないんですけど、今までやってきたことができたと思います」と、この日の全体練習を振り返った。
寺地は高卒新人ながらファームではイースタン・リーグ5位の打率.275をマークする。
寺地は開幕直後3割を超えるアベレージを記録していたが、4月30日の取材で「今だったら調子に波があるような気もするので、そこをまずは克服していかないと」と話したように、4月13日の楽天二軍戦から4月18日のオイシックス戦にかけて5試合連続無安打、4月28日のオイシックス戦から5月4日の巨人二軍戦にかけて5試合連続安打と、好不調の波があった。5月は月間打率.359(39-14)、5月15日の西武二軍戦から5月30日の楽天二軍戦にかけて8試合連続安打、そのうち3試合で複数安打を記録した。好不調の波を克服したように見える。
寺地は「自分の特徴としてはセンターから逆方向の打球が強いというのがあるので、そこを自分の中で変えてしまった部分がありました。引っ張りに入りたかったというのがあるので、それがきっかけに体が開いてしまったのが打てなくなった原因だったのかなと思います」と自己分析。
体が開いて打てなくなっていた課題を克服したことで、再び安打が増えてきたのだろうかーー。
「克服まではいかないですけど、しっかり意識してきた中でできたことだと思っています。それを継続して行ったら、波というのが減ってくるのかなと感じます」。
守備面ではデビュー直後は大量失点してしまう試合もあったが、ここ最近の試合では抑える試合が増え、寺地がスタメンマスクを被った直近2試合は12日のDeNA二軍戦が10-2、16日のオイシックス戦は11-1で勝利している。サヨナラ負けを喫した11日のDeNA二軍戦でも先発・田中晴也を8回、11奪三振、1失点にまとめる好リードした。
「いつも江村さんにマンツーマンで教えていただいて、配球のことだったり、自分の守備のブロック、送球面が徐々に良くなってきているのかなと感じています。そこは、引き続き伸ばしていけるようにと思います」。
6月9日の楽天二軍戦、2-1の3回無死一塁で唐川侑己が水上桂に2ストライクから投じた3球目外角カットボールで空振り三振に仕留めると、スタートを切っていた一塁走者・中島大輔の盗塁を刺した送球も良かった。
「結果的に三振ゲッツーで行けたので、流れ的にも少し良くなったのかなと思いますし、自分の中でも自信に繋がった気がしますね」。
攻守に高卒新人とは思えない働きを見せる寺地に、ここまで自分がプロでできているなと思っているのか、それとももっともっとできるなと思っているのか訊くと、「もっともっとできるイメージですね」とキッパリ。打撃に関しても打率はもっと残せるイメージがあるという。
「守備面でアピールすることも大事ですけど、打撃面で群を抜いていかないと一軍に上がれないと思うので、守備と打撃を両立してさらにレベルアップできるように頑張りたいと思います」。“打てる捕手”は大きな魅力。ファームで結果を残して、将来ZOZOマリンスタジアムで長く活躍できる選手に成長していってほしいところだ。
取材・文=岩下雄太
ロッテのドラフト5位・寺地隆成捕手(明徳義塾高)は18日、金田優太、松石信八、田中楓基、永島田輝斗らとともにZOZOマリンスタジアム(室内練習場)で行われた一軍練習に参加した。
寺地は「雰囲気的なところも(一軍と二軍で)違ったところもありますが、何かを変えるというわけではないんですけど、今までやってきたことができたと思います」と、この日の全体練習を振り返った。
打率リーグ5位の.275
寺地は開幕直後3割を超えるアベレージを記録していたが、4月30日の取材で「今だったら調子に波があるような気もするので、そこをまずは克服していかないと」と話したように、4月13日の楽天二軍戦から4月18日のオイシックス戦にかけて5試合連続無安打、4月28日のオイシックス戦から5月4日の巨人二軍戦にかけて5試合連続安打と、好不調の波があった。5月は月間打率.359(39-14)、5月15日の西武二軍戦から5月30日の楽天二軍戦にかけて8試合連続安打、そのうち3試合で複数安打を記録した。好不調の波を克服したように見える。
寺地は「自分の特徴としてはセンターから逆方向の打球が強いというのがあるので、そこを自分の中で変えてしまった部分がありました。引っ張りに入りたかったというのがあるので、それがきっかけに体が開いてしまったのが打てなくなった原因だったのかなと思います」と自己分析。
体が開いて打てなくなっていた課題を克服したことで、再び安打が増えてきたのだろうかーー。
「克服まではいかないですけど、しっかり意識してきた中でできたことだと思っています。それを継続して行ったら、波というのが減ってくるのかなと感じます」。
「江村さんにマンツーマンで教えていただいて…」
守備面ではデビュー直後は大量失点してしまう試合もあったが、ここ最近の試合では抑える試合が増え、寺地がスタメンマスクを被った直近2試合は12日のDeNA二軍戦が10-2、16日のオイシックス戦は11-1で勝利している。サヨナラ負けを喫した11日のDeNA二軍戦でも先発・田中晴也を8回、11奪三振、1失点にまとめる好リードした。
「いつも江村さんにマンツーマンで教えていただいて、配球のことだったり、自分の守備のブロック、送球面が徐々に良くなってきているのかなと感じています。そこは、引き続き伸ばしていけるようにと思います」。
6月9日の楽天二軍戦、2-1の3回無死一塁で唐川侑己が水上桂に2ストライクから投じた3球目外角カットボールで空振り三振に仕留めると、スタートを切っていた一塁走者・中島大輔の盗塁を刺した送球も良かった。
「結果的に三振ゲッツーで行けたので、流れ的にも少し良くなったのかなと思いますし、自分の中でも自信に繋がった気がしますね」。
攻守に高卒新人とは思えない働きを見せる寺地に、ここまで自分がプロでできているなと思っているのか、それとももっともっとできるなと思っているのか訊くと、「もっともっとできるイメージですね」とキッパリ。打撃に関しても打率はもっと残せるイメージがあるという。
「守備面でアピールすることも大事ですけど、打撃面で群を抜いていかないと一軍に上がれないと思うので、守備と打撃を両立してさらにレベルアップできるように頑張りたいと思います」。“打てる捕手”は大きな魅力。ファームで結果を残して、将来ZOZOマリンスタジアムで長く活躍できる選手に成長していってほしいところだ。
取材・文=岩下雄太