齊藤氏「息ぴったりの配球、素直に信じて投げていた」ピンチ乗り越えたバッテリーに高評価!
前のカードを負け越し、巻き返しを図る西武は25日、日本ハムと対戦し1-0と接戦を制した。西武の先発は、今季6試合目の登板で初白星を目指す渡邉勇太朗。トミー・ジョン手術を乗り越えこの日支配下に返り咲いた同期・牧野翔矢とバッテリーを組んだ渡邉は、初回安打を許すも後続を断ち無失点で立ち上がる。その裏に岸潤一郎の適時二塁打で先制点にも恵まれ、5回まで走者は許すも得点を与えない安定した投球を見せた。渡邉は6回一死二塁の場面でマメが潰れるアクシデントにより降板となるも、その後も1点を守り切った西武は14カードぶりの初戦白星を飾った。
同期バッテリーの息の合った活躍に、25日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも称賛の声が寄せられた。
齊藤明雄氏は「同期で投げやすいということもあったし、練習が終わってもいろいろ話をしていると思う。息ぴったりの配球もできたという感じに見えた」と語り「渡邉がサインに首を振る場面がなかった。素直に捕手・牧野のサインを信じて投げていた」と勝因を分析した。
5回は一死三塁のピンチで中島卓也から2球で2ストライクと追い込み、最後は投ゴロに打ち取った。高木豊氏は「中島に何もさせなかった。新庄監督ならカウントによって何かやってきそうだが、早めに追い込み何もさせなかった」と無失点で切り抜けたバッテリーを高評価。さらに牧野が3回に盗塁を刺した場面を挙げると、笘篠賢治氏も「ヒーローインタビューで泣いていたが、牧野は手術で野球ができない苦しみを味わい、一軍に上がって勝ちに貢献できた喜びは半端なかった思う。頑張ってもらいたい」と激励を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』