ニュース 2024.06.27. 09:34

ロッテ・西村天裕「1ヶ月半くらいいなかったので、その分を盛り返せるように」再昇格後は3試合連続無失点!

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ロッテ・西村天裕[撮影=岩下雄太]
○ ロッテ 4 - 1 楽天 ●
<11回戦・ZOZOマリン>

 “少ない球数”で1イニングを抑えるーー。昨年から“アウトの取り方”にこだわってきたロッテ・西村天裕が26日の楽天戦、1イニングをわずか6球に楽天打線を片付けた。

 4-1の7回にマウンドに上がった西村は先頭のフランコを1ストライクから2球目の145キロストレートで中飛に打ち取ると、続く黒川史陽を初球の145キロストレートで三邪飛、最後は太田光を1ボール1ストライクからの3球目のスライダーで右飛に打ち取った。

ストレートを見つめ直す


 昨季開幕前にトレードで加入した西村は、帝京大時代のチームメイト・青柳晃洋(阪神)と自主トレを行い、“アウトの取り方”について助言をもらった。少ない球数でアウトを取ることを意識した結果、自己最多の44試合に登板、14ホールド、防御率1.25と飛躍の1年になった。

 今季に向けては昨季取り組んできた“アウトの取り方”にプラス、キャッチャーミットを突き抜けるようなイメージのストレートの質を求め、自主トレからこだわってきた。

 開幕前の取材でストレートについて、「球速はまだ出ていないですけど、強さ的にはいい感じかなと思うので、そこでもっとファウルを多く取れればなと思います」と話し、開幕してからも4月25日の取材で「球速が出ていないのは気になりますけど、数字的には回転数、そこまで変わっていないので、別にいいかなと。(4月23日のソフトバンク戦で)牧原さんに打たれた真っ直ぐはコースが甘かったりしていたので、真っ直ぐ待っているバッターに真っ直ぐだったら、甘いところに行ったら打たれるという感じですかね」と振り返った。

 西村は4月終了時点で9試合・8回2/3を投げ、5ホールド、防御率3.12だったが、5月3日の楽天戦で1回・6失点と打ち込まれ、翌4日に一軍登録抹消となった。

 「(ストレートが)弱くなっている感じがあった。打たれて落ちた時も簡単に打ち返されていた、そこの質を追求していこうと体を作り直して、強さというのを求めてやりました。(自主トレで)やってきたことを見直して、もう1回自分のフォームを見直して、追求していってという感じですね」。

 「足をついてから投げることに対しての慣れというか、そこがもうちょっと意識が薄くなってきたのかなと思ったので、もう1個さらに意識を強くして投げるようにしました」。

 再昇格を目指す過程において、ファームで結果を残すことも重要だが、一軍で通用するための準備も必要。6月4日の日本ハム二軍戦がまさにそれに当てはまる。結果から言えば、1回・38球を投げ、3被安打、2奪三振、1与四球、2失点という不安定な投球内容だった。

 「真っ直ぐとスプリットの見分けがつけられていたので、真っ直ぐとスプリットしかないとわかっていて、どうやって抑えられるのか、だから(6月4日の日本ハム二軍戦で)スライダーをあんまり投げなかったんです。スプリットでいって次真っ直ぐ行った時の反応というのは今どんな感じかと色々やっていたら2点取られたという感じですね」と、6月4日の日本ハム二軍戦でストレートとスプリット中心の投球だった意図を説明。

  「真っ直ぐとスプリットの見分けが簡単につけられているんだろうなと思ったので、そこからもう1個リリースの時のポイントをしっかり一緒になるようにフォームをちょっと微調整していたという感じですね」と、この登板で出た課題を見つめ直した。

 6月7日の楽天二軍戦から3試合連続無失点に抑え、昇格前最後の登板となった6月17日のオイシックス戦は1回を15球、3奪三振に抑えた。特にこの試合、2-0の6回二死走者なしで左の知念大成を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めたスライダーが良かった。「スライダーは僕の中でどちらかと言ったらカウントがメインなんですけど、あそこで空振り取れたというのはいい感じなのかなと思いました」と本人も納得の1球だった。

 6月21日に再昇格を果たし、再昇格後は現在3試合連続無失点中。1回を無失点に抑えた6月23日のソフトバンク戦、6-6の11回一死走者なしで川村友斗を「差し込めていたのでいい球だったかなと思います」と、2ボール2ストライクから5球目の149キロ真ん中ストレートで空振り三振に仕留めた。

 一軍に戻ってからのストレートについては「ファウルも取れて、空振りも取れてきているので、いい感じかなと思います」と好感触。「1ヶ月半くらい(一軍に)いなかったので、その分盛り返せるように自分のピッチングをしていってチームに貢献したいと思います」。勝負の夏場を前に頼もしい男が帰ってきた。

取材・文=岩下雄太

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