2024.06.28 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 2 | 広島東洋カープ |
東京ドーム |
悪循環に陥っていると分析
巨人が広島相手にサヨナラ勝ち。首位を走る広島とのカード頭のゲームを、劇的な形で勝利した。
巨人は戸郷翔征、広島は床田寛樹の投げ合いで始まったゲームは、5回に広島が堂林翔太のソロで先制するも、巨人もその裏に一気に逆転とお互いに譲らぬ好試合に。そのまま逃げ切りを狙った巨人だったが、9回2死から抑えのアルベルト・バルドナードが暴投で1点を献上し延長戦に突入した。
10回表の広島のチャンスを好守で切り抜けた巨人は、その裏に好調の丸佳浩がライトスタンド上段に運ぶサヨナラホームランを放ち、劇的な勝利を手に入れた。
前カード3連勝と波に乗る広島を止めた巨人だったが、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「僕が心配なのは4番岡本です。今日も2回チャンスがあって打てず」と、この日4タコで仕事のできなかった主砲に着目した。
続けて「3、4月は打率も得点圏打率もいいんですよ。けどこの5月、6月は…」と3,4月は打率.304、得点圏打率.389から、それぞれ5月は.247、.182。6月は.208、.167と悪化の一途をたどっている数字を元に渋い表情。
解説として出演した笘篠賢治氏は「今日もゲームからも感じたことなんですけど、責任を背負いすぎているんじゃないかな」と心中を推測。さらに「今日も立ち上がりから、やっぱり岡本に打たれたらチームはガラッと変わるってことで、床田もまともに勝負にいってないですよ。もうボールだけ投げているのに、それに食らいついて打ってやろうと。そういうことによって打率も下がる、なかなか打てないっていうとこに繋がっている」と悪循環に陥っていると分析した。
ただ「振ってる感覚は悪くないと僕は思うんですよ。ですから、もう勝負を避けられるんだったらしょうがない、これフォアボールで次へつなぐしかないっていうぐらいの気持ちになってくれればいいのかなと思いますね」と気持ちの切り替えで調子も上向くのではとアドバイスした。
もうひとりの解説者の野村弘樹氏も「ちょっとボール球を振ってるシーンが多く感じるんですよね」としながら「なんとかしなきゃって思いがあるし、また坂本勇人もいないじゃないですか。そんな中で、やはり4番がなんとかしなきゃいけないっていうのがあるのかなって。ボール球を振ってるイメージがものすごく多いので、そこを我慢できるともっと率も変わってくるんじゃないかと思うんですけどね」と笘篠氏同様、肩の力を抜くことを勧めていた。
岡本を打線の核としているだけに、若き主砲の復活なしには得点力アップも厳しくなってくる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』