新旧キャプテンと、成長著しい扇の要が選出
7月23、24日に行われる「マイナビオールスターゲーム2024」でのファン投票で、DeNAからキャプテン・牧秀悟、帰ってきたハマの大砲・筒香嘉智、主戦捕手・山本祐大の3選手が選ばれ、喜びの記者会見を行った。
6回目となる筒香嘉智は「このシーズン途中からの加入になりましたが、まさか選ばれるとは思っていませんでしたし、 選んでいただいたことに、ファンの方に感謝したいと思います」と第一声。続けて「ファンの皆様が毎試合球場に来ていただくことは決して当たり前と思ってませんし、このファンの方の力っていうのは特別だと思ってますので、 日頃のお返しができるようにできたらなと思います」といつもと同様、ファンに感謝した。
2016年にはMVP、敢闘選手賞4回、ホームランダービー2回と活躍している晴れ舞台には「盛り上がり方も独特なものがあるなと感じています。本当に素晴らしい選手の皆さんと一緒にプレイできる、年に1度の、唯一のチャンスですし、またファンの方もいつもと違ったような感覚で楽しんでいただけるのかなと思っております」と楽しみにしている様子でコメントした。
次に3年連続の出場となる牧秀悟は「オールスターに出れるのはなかなか当たり前ではないですけど、こうして選んでいただいたことにファンの皆さんにすごく感謝したいです。また出られる喜びを噛み締めながらプレーしたいです」と意気込んだ。また「成績はあんまりよくないんで打てればいいですけど…」とこぼしつつも「いろんな選手と交流できますし情報も聞けるので、セリーグもそうですし、パリーグの方とも話してみたりして、いい機会にしたいなと思ってます」とプレー以外の部分も有益にしたいとした。
最後に初出場となる山本祐大は「まさか選んでいただけるとは思ってなかったです。すごいスターが集まっている、華やかな選手たちがすごい集まってるところに行くのは、なかなかまだ自分の中では実感は湧いてないんですけど」と戸惑いつつ「一度は出たいなと思ってたところなのでファンの皆さんにすごく感謝しています」と笑顔。
昨年はチームメイトが8人も選ばれたことに「牧含めですけど、いろんな選手が他のチームの選手と交流してる姿を見て、すごく羨ましいなっていうとすごく感じてました」と回想しながらも「ワクワクもありますけど、後ろにボールを逸らさないようにっていう不安もあるので、試合を壊さないようにと思ってます」と謙遜気味にコメント。
しかし「牧はまだホームラン打ってないっていう話だったので、先に打てたらいいなと思います」と同級生にライバル心も顕にしながら、大きな目標を打ち立てた。
ベイスターズを引っ張る新旧キャプテンと、成長著しい扇の要が選ばれた夢舞台。投票したファンの期待を胸に、華やかなステージで輝いてほしい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘