あと一歩のところでタイムリーが出ず…
ヤクルトがDeNAに競り負け。この日5位に並んでいた中日が勝利したため、単独の最下位となってしまった。
この日は先発の吉村貢司郎が乱調で、4回6失点とゲームメイクに失敗。しかし5回、6回と2イニング続けて2点を奪い反撃体制を整えた。しかし7回から8回までいずれも先頭打者を出塁させチャンスを作るもあと一歩のところでタイムリーが出ず、2点差のまま終演を迎えた。
ホームが遠かったヤクルト打線について、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「2番の宮本(丈)が全部(塁に)出てるんですよ。その代わり得点が1回もないんですよ。どうなってんですか」と憤慨すると、解説として出演した館山昌平氏は「苦しいですけども、(ホセ)オスナ選手、村上(宗隆)選手にちょっとなかなか当たりが…」と渋い表情。
また「カードの頭で徹底的にこのクリーンナップを抑えた山本(祐大)捕手に注目したいなと思うんですよね。ルーキーの石田(裕太郎)投手をリードした上で抑えきったというところで、このカード何か物にするぞというね」と相手捕手を称えながらも「今日はオスナ選手にヒットは出ましたけど、ここといったところで併殺になってしまったり。村上選手も長打が欲しい、ヒット1本欲しい場面でフライアウトが非常に多かった」とOBとして苦言を呈した。
最後に高木豊氏は「ヤクルト(打線)はすごく状態良かったと思うんすよね。それだけに、クリーンナップの誰かが打ってれば、今日ひょっとしたら勝てているかもわかんないですよね」と5番のドミンゴ・サンタナ含む3人で15打数2安打に終わったことが勝負を分けたとまとめた。
打線が線にならなかったヤクルト。役者が仕事を果たさぬ限り、最下位脱出も見えてこない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』