2024.07.07 13:30 | ||||
中日ドラゴンズ | 2 | 終了 | 1 | 広島東洋カープ |
バンテリンドーム |
中日・松葉から安打を放ったのは左打者の小園のみ…
広島は中日に1-2でサヨナラ負け。敵地で痛恨の3連敗を喫し、2位の巨人にゲーム差なしの1厘差に迫られた。
先発の玉村昇悟は初回に1点を失うも、尻上がりの好投で2回以降は無失点。今季2勝目の権利は得られなかったものの、6回3安打1失点の好投で先発の役割を果たした。
打線は中日先発・松葉貴大の前に4回までノーヒット。1点を追う5回は先頭の4番・小園海斗のチーム初安打となる右翼線二塁などで一死三塁とし、6番・堂林翔太の左犠飛で1-1の同点に追いついた。
しかし、6回以降は追加点を奪えず、散発3安打で1得点止まり。すると1-1のまま迎えた9回裏、抑えの栗林良吏が申告敬遠含む3四球で一死満塁のピンチを招いたあと、代打・板山祐太郎にサヨナラ打を浴び今季3敗目(0勝22セーブ)を喫した。
このカードは第1戦0-2、第2戦1-2、この日の第3戦も1-2と3戦連続の競り負け。3カード連続の負け越しで直近9試合は2勝7敗となり、6月29日の時点で今季最大9つあった貯金は4となった。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では低調な状態が続く広島打線にフォーカス。この日は左腕の松葉対策として2番・中村奨成、3番・二俣翔一、5番・石原貴規、6番・堂林翔太と中軸に右打者を並べたが、6回まで投げた松葉からヒットを放ったのは、同点の足掛かりとなる二塁打をマークした左打者の小園だけだった。
解説者として出演した真中満氏は「作戦自体は間違っていない」としつつ「全体的に状態の良い選手がそこまでいない」と広島攻撃陣の苦しい状況を推察。その上で「末包がいなくなってから得点力が落ちたと勝手に思ってる」と持論を述べ、「その中で頑張っていかないといけないので、今日はたまたま(作戦が)外れてしまったが、右バッターを並べる考え方自体はいいかなと思います」と、監督経験者として広島首脳陣への理解示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』