エースに託すも4連敗…岩本氏が語った「急ぎが生まれている」とは?
3日からの連敗を止めたい日本ハムは7日、オリックスとのカード2戦目を3-6で落とした。日本ハム先発は、今季6勝のエース・伊藤大海。3-1で迎えた6回、一死二・三塁から宗佑磨に適時二塁打を放たれ同点とされる。さらに二死三塁で杉本裕太郎に第4号2ランを浴び、逆転を許した。その後も二者連続安打で二死一・二塁とされた場面で、無念の降板となった。
連敗ストップを託されるも5失点で3敗目を喫した伊藤に対して、7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では厳しい声が上がった。
岩本勉氏は伊藤の6回の投球内容について「なぜ急にこのような投球になったかは、スコアシートを見たら一目瞭然。このイニングで伊藤がボール球を投げたのは1球だけだった」と分析。
「投球が全部ベースの上ということは、急ぎが生まれている。早くストライクをとって、早くアウトをとって逆転されないように早くこのマウンドを片付けてしまいたい。この急ぎから、ボールがどんどん真ん中に寄っていき、四球を出さないがコントロールの悪い投手になってしまっていた」と伊藤の心理状態を指摘したうえで「それをオリックスの好調な打者たちが、初球からフルスイングしていた。打順が三廻り目に入り、工夫がなかったのもおかしい」と苦言を呈した。
次回以降の投球に生かすために「試合後、守っていた野手に自分がどう映っていたか聞くのもいいのではないか。あの時はこんな背中だったよ、と貴重な助言が聞けるかもしれない」と新たな視点を提示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』