パはソフトバンクが独占
日本野球機構(NPB)は9日、6月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。セ・リーグでは大瀬良大地投手(広島)、T.オースティン内野手(DeNA)パ・リーグでは、L.モイネロ投手(ソフトバンク)、近藤健介外野手(ソフトバンク)が受賞した。
2022年3・4月度以来となる3度目の受賞となった大瀬良は、4試合に先発登板し、29.1回を投げ驚異の防御率0.00を記録。6月7日のロッテ戦では、持ち味の打たせて取る投球で、自身、そしてマツダスタジアム開場以来初となるノーヒットノーランを達成した。
2021年6月度以来となる3度目の受賞のオースティンは打率.346、17打点、5本塁打(1位タイ)、さらにはリーグ1位の8二塁打をマーク。6月4日から18試合連続安打で6月を締めくくり、月間を通して自慢の打撃力を披露した。
モイネロは6月度4試合に先発登板し、リーグトップの防御率0.67、リーグトップタイの3勝、奪三振34を記録するなど、圧巻の投球を披露。来日8年目で初の受賞となり、パ・リーグの外国人投手の受賞は2021年5月度のN.マルティネス投手(ソフトバンク)以来となった。
2023年8月度以来3度目の受賞の近藤は、リーグトップの打率.413、7本塁打、打点23、長打率.773、出塁率.516の好成績をマーク。6月2日の広島戦では3対3の同点で迎えた10回裏、二死一塁の場面でライトスタンドへのサヨナラ2点本塁打を放ち、チームに勝利をもたらした。