大型内野手
ベイスターズは新外国人、マイク・フォードの入団発表記者会見を行った。なお背番号は「99」に決まった。
フォードはまず「おはようございます」と日本語で挨拶。続けて「マイクフォードと申します。フロリダからやってまいりました。ここにいることはエキサイティングで、とても嬉しく思っております」と笑顔で第一声。
今回の決断に「日本でプレーすることは前から夢見ていたんですけども、なかなかこの機会に恵まれず、なかなか日本に来ることができなかったんですけど、ようやくそのチャンスが巡ってきた」と説明。
同席した常務取締役チーム統括本部・萩原龍大本部長も「今回のワンポイントではなく、過去数年においてうちの国際のチームが追っていた選手で、常に契約できるタイミングを我々の方でも伺っておりました。ただタイミングがなかなか合わず、契約までは至りませんでしたけど、今回いいタイミングで契約できるチャンスが来たので、迷いなく契約したというのが経緯です」と長期に渡り目をつけていた存在だったと明かした。
また22年には大谷翔平とエンゼルスでチームメイトだったこともあり「オオタニ選手とプレーすることは、とても私にとてもとても光栄なことでしたし、彼のプレースタイルやチームに与える影響を見ていました。自分もそこにはすごく惹かれて、もっとそういう選手を見たいなっていう気持ちがあって来日したっていう部分もあります」と大谷を介して、日本野球にも興味を持ったともコメント。またヤンキースのマイナーリーグではタイラー・オースティンとも同僚だった関係で「TAとはオフシーズンによく一緒に関わるチャンスがありました。そこでよく聞いてた話としては、ピッチングのスタイルが日本はちょっと違うというような話は事前に聞いていた」とすでにアドバイスも入手している点は、アドバンテージになりそうだ。
セールスポイントは「ヒット多く打ってランナーを返す。得点に繋げられるようなバッティングをするということが私の持ち味だと思っているので、それを日本でも継続していきたいなという風に思ってます」と勝負強いクラッチヒッターだと明言。そのうえで「私はいつでも行けるぞという風に準備ができています。優勝トロフィーを持って帰ってこれるようにチームに貢献したいなという風に思ってます」とより一層言葉に力を込めた。
メジャーリーグ通算252試合、打率.250、37ホームランの大砲は、混セを抜け出す起爆剤としてベイスターズの力となる。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘