「もったいないプレーが出てしまった」勝負を分けた守備に苦言相次ぐ
連敗を止めたいヤクルトは10日、阪神とのカード2戦目を1-4で敗北した。1-0とリードして迎えた4回裏、一死一塁で佐藤輝明の二ゴロの打球を二塁・北村拓己がジャックルし、併殺がとれず。二死二塁となり野口恭佑に適時打を浴び、同点に追いつかれた。さらに5回裏、先頭打者の小幡竜平の打球を中堅・増田珠が後逸。無死二塁のピンチで大竹耕太郎の犠打、先発・奥川恭伸の暴投で勝ち越しを許した。6回にも2点を失い、ヤクルトは痛恨の6連敗となった。
失策は記録されなかったが、北村・増田の守備の乱れから失点を許したヤクルト。10日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも苦言が相次いだ。
真中満氏は4・5回の守備について「もったいないプレーが出てしまった。防げるかなというミスで失点を重ねてしまった」と分析。4回の北村の守備は「併殺がとれたかどうかは別にしても、二塁で一つアウトをとれていれば流れは変わっていたかもしれない」と指摘した。
5回の増田の守備に対して、坂口智隆氏は「この時期の天然芝では特に打球が止まりやすいので、一直線に一生懸命に打球に入ってしまうと行き過ぎてしまう」と解説。「少し膨らんで、遠回りして入る勇気が必要だが、これは経験なので」と天然芝独特の守備の難しさに言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』