2024.07.10 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
2018年のドラ1、すでにキャリア最多の200打席消化
オリックスはソフトバンクに4-3でサヨナラ勝ち。7月は負けなしの5連勝となり、勝率を5割に戻した。
攻撃陣は初回、一死から2番・太田椋の左翼への二塁打、続く西川龍馬の左前打で一、三塁の好機を作り、4番・森友哉の中犠飛で先制。2回は一死から7番・頓宮裕真が中前打で出塁し、続く杉本裕太郎の右中間を破る適時二塁打で2点目を奪った。
左大胸筋の筋損傷から復帰2戦目となった先発の宮城大弥は3回まで無失点。しかし2点リードの4回、ソフトバンクの4番・山川穂高に中越えソロを浴びると、5回は3番・栗原陵矢に右翼線突破の適時三塁打を浴び同点に追いつかれた。それでも、復帰後最多となる112球を投げ、7回8安打2失点の力投でハイクオリティ・スタート(7回以上、自責点2以下)を達成。先発の役割はしっかりと果たした。
打線は3回以降、ソフトバンク救援陣から追加点が奪えない展開。すると同点で迎えた8回表、2番手の古田島成龍がプロ初被弾となる勝ち越しソロを浴びた。
それでも1点を追う9回裏、ソフトバンク6番手・松本裕樹を責め先頭からの3連打で無死満塁の好機を作ると、6番・宗佑磨が押し出し死球を受け同点。なおも無死満塁で頓宮がサヨナラ犠飛を放ち、3番手の吉田輝星に今季2つ目の白星が記された。
10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、全体的に状態が上向きつつあるオリックス打線に注目。その中で解説者の池田親興氏は「ここに来て太田が2番で非常にいい活躍をしている」と、高卒6年目の躍進にスポットを当てた。
太田はこの試合も4打数2安打1得点と活躍。今季はすでにキャリア最多の200打席を消化し、ここで打率.289、2本塁打、28打点、OPS.737をマークしている。浮き沈みが激しかった攻撃陣の中にあって、5月の月間打率は.375、6月は同.279、7月もここまで同.333と安定した推移。今や打線に欠かせない存在となっている。
「西川の調子が上がってきて、森、紅林、宗、頓宮、杉本とつながり始めて、ここで宗の調子が上がってくると3連覇したオリックス本来の強さが出てくる」と池田氏。「太田という新しい一枚が入ったことによって、西川の調子が上がれば1番(での起用)だってあり得る」と、5割復帰の立役者とも言える背番号31のポテンシャルを称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』