●　ブリュワーズ　0－1　パイレーツ　○
＜現地時間7月11日　アメリカンファミリー・フィールド＞

　ピッツバーグ・パイレーツが同地区首位ブリュワーズとの3連戦に勝ち越し。先発したポール・スキーンズ投手（22）は7回無安打、11奪三振の好投で今季6勝目を挙げた。

　スキーンズは初回から2三振を奪う好スタート。2回裏には二死から四死球で2人の走者を背負うも、最後は8番モナステリオを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

　3回裏を三者三振で終えると、以降はパーフェクト投球を展開。6回まで毎イニングの11三振を奪い、先制点の援護を受けた7回裏はわずか6球で三者凡退。99球で7回を投げ切り無安打、無失点ピッチング。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

　パイレーツは8回裏、2番手コリン・ホルダーマンが初安打を許しながらもリードを守り、最終回はアロルディス・チャップマンが締めて2安打完封勝利。敵地での同地区カードに勝ち越しを収め、借金を3に減らした。

　スキーンズは現地時間5月17日のデビュー2戦目以来となる無安打投球を披露。『6回以上を無安打、11奪三振以上』という投球を同一シーズンで複数回記録するのはノーラン・ライアン氏以来、史上2人目の快挙となった。

　また、スキーンズは『ドラフト全体1巡目指名の翌年にオールスターゲームに選出』という史上初の記録も樹立。今年5月にデビューしてから11試合で6勝0敗、66回1/3を投げて防御率1.90、89奪三振を記録している。