元プロ野球選手が講師を務める「JA全農WCBF少年野球教室 出雲教室」が、6月8日(土)に島根県出雲市・出雲ドームにて開催。講師は五十嵐亮太さん(ヤクルトOB)、田村藤夫さん(日本ハムOB)、緒方耕一さん(巨人OB)、前田智徳さん(広島OB)が務め、投げる、捕る、打つ、走るといった基本技術を、地元の少年野球チームに直接指導。さらに今回は、子ども達にも大人気で、多くのプロ野球選手からも知られる野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」が潜入取材し、動画【プロ史上最高の天才・前田智徳…小6相手に容赦無い。】 でレジェンド講師達が指導する貴重な様子が公開されました。
同教室は、野球を頑張る全国の子ども達に「野球の楽しさ」「食の大切さ」を伝え、応援する少年野球教室で、王貞治さんが理事長を務める一般財団法人世界少年野球推進財団(WCBF)が主催。さらに、さまざまなスポーツを「ニッポンの食」で応援するJA全農が特別協賛しています。
走塁指導は緒方さんが担当し、審判に「セーフ」と言わせる走塁技術を紹介。ベースを踏んだ後の1歩に意識すると速く見え、足の負担も減って怪我予防にもなるそうで、珍しいテーマに子ども達も興味津々です。
全選手を対象とした投げ方の基本は五十嵐さんが担当し、回転数を上げるリリース方法やコントロールを上げるコツを伝授しました。前に出したグラブに向け、投げる手を持っていくと方向が定まるのだそうです。目の前でプロの手本を見て、ていねいで分かりやすい指導を受けると、コントロールに悩んでいた選手の制球もみるみる改善し、自分の上達にうれしそうな表情をしていました。
さらに、五十嵐さんは投手指導も担当。最近は誰でもさまざまな映像を見て野球の研究をできますが、「形だけ」となっている子どもを見かけることも増えたそうです。五十嵐さんは「うまくいっている人もいるんですよ、今日見ていても『この子はあのピッチャーの真似をしているな』っていうピッチャーがいましたが、真似はしているけど機能していない子もやっぱりいるんです。そういう子達にはいろんな動きをさせて、自分の本来の動きとかリズムとか、そういったところを感じさせないといけない」と指摘。こうした意図で、練習の最後には体全体で投げるトレーニングも取り入れていました。
途中、選手から「バッターの苦手なコースを把握するのは、ファールの打ち方とかですか?」と質問されると、五十嵐さんは「それでも分かるけど、同じ世代の人に打ちにくいところを投げて抑えても面白くないだろ? 打ちやすいところで抑えた方がよくない?『お前なんかに負けないぞ!』くらいで投げてやれ。どこでも打ち取れるぐらいのピッチャーになってくれよ、頼むぞ!」と助言。五十嵐さんらしいアドバイスに、子ども達も笑顔で答えていました。
バッティング指導は前田さんが担当し、上手いプレーを見つけると「オッケー! ナイススイング!」と自分ごとのように喜んでいました。
ボールとの距離感について前田さんは「自分からボールに近づいていくと、距離感が縮まりすぎて調整しないといけないから、なかなか難しいけど、じっと我慢したらボールが勝手に来てくれる」と説明。一人一人のバッティングを真剣なまなざしでチェックし、「軸足の親指がちょっと開いているからまっすぐしてもらいたい。あとは好きに打っていいから、そこだけズレないように」と、軸足の角度まで細かく調整。納得のいくスイングになるまで、選手に「もう1球、もう1球!」とリクエストして何度も挑戦してもらい、一切妥協を許さない様子でした。
選手がマウンドに立ち、前田さんが座席に立って勝負するという貴重な一幕も。その見逃し方やアプローチの仕方に注目が集まり、一球ごとに歓声があがって大盛り上がり。元広島東洋カープのスーパーレジェンドの貴重な座席を見て、思わずトクサンも「令和の時代も前田智徳は絵になる!」としみじみ語っていました。
同教室内では保護者向けの「スポーツ栄養教室」が行われ、管理栄養士から成長期の子どもに必要な栄養摂取、運動時の栄養摂取についてなど、メニューを交えて講義しました。成長が大事な少年時代から食に取り組む大切さ、野球向上にも役立つ環境です。
さらに、野球チームの指導者を対象とした講習会も行われ、選手のケガを予防しパフォーマンスをサポートするストレッチおよびトレーニング方法を指導しました。
子ども達は、憧れの元プロ野球選手から直接の励ましやフィードバックを受けたことで、より高いレベルの技術を習得でき、自分のプレーに自信を持てた様子。
グラウンドには笑顔と真剣な眼差しが絶えず、大人も子どもも全員が夢中で野球を楽しんでいました。
JA全農では、X(旧Twitter)のアカウント「全農広報部スポーツ応援@zennoh_sports」にて、さまざまな取り組みを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
同教室は、野球を頑張る全国の子ども達に「野球の楽しさ」「食の大切さ」を伝え、応援する少年野球教室で、王貞治さんが理事長を務める一般財団法人世界少年野球推進財団(WCBF)が主催。さらに、さまざまなスポーツを「ニッポンの食」で応援するJA全農が特別協賛しています。
走塁指導は緒方さんが担当し、審判に「セーフ」と言わせる走塁技術を紹介。ベースを踏んだ後の1歩に意識すると速く見え、足の負担も減って怪我予防にもなるそうで、珍しいテーマに子ども達も興味津々です。
全選手を対象とした投げ方の基本は五十嵐さんが担当し、回転数を上げるリリース方法やコントロールを上げるコツを伝授しました。前に出したグラブに向け、投げる手を持っていくと方向が定まるのだそうです。目の前でプロの手本を見て、ていねいで分かりやすい指導を受けると、コントロールに悩んでいた選手の制球もみるみる改善し、自分の上達にうれしそうな表情をしていました。
さらに、五十嵐さんは投手指導も担当。最近は誰でもさまざまな映像を見て野球の研究をできますが、「形だけ」となっている子どもを見かけることも増えたそうです。五十嵐さんは「うまくいっている人もいるんですよ、今日見ていても『この子はあのピッチャーの真似をしているな』っていうピッチャーがいましたが、真似はしているけど機能していない子もやっぱりいるんです。そういう子達にはいろんな動きをさせて、自分の本来の動きとかリズムとか、そういったところを感じさせないといけない」と指摘。こうした意図で、練習の最後には体全体で投げるトレーニングも取り入れていました。
途中、選手から「バッターの苦手なコースを把握するのは、ファールの打ち方とかですか?」と質問されると、五十嵐さんは「それでも分かるけど、同じ世代の人に打ちにくいところを投げて抑えても面白くないだろ? 打ちやすいところで抑えた方がよくない?『お前なんかに負けないぞ!』くらいで投げてやれ。どこでも打ち取れるぐらいのピッチャーになってくれよ、頼むぞ!」と助言。五十嵐さんらしいアドバイスに、子ども達も笑顔で答えていました。
バッティング指導は前田さんが担当し、上手いプレーを見つけると「オッケー! ナイススイング!」と自分ごとのように喜んでいました。
ボールとの距離感について前田さんは「自分からボールに近づいていくと、距離感が縮まりすぎて調整しないといけないから、なかなか難しいけど、じっと我慢したらボールが勝手に来てくれる」と説明。一人一人のバッティングを真剣なまなざしでチェックし、「軸足の親指がちょっと開いているからまっすぐしてもらいたい。あとは好きに打っていいから、そこだけズレないように」と、軸足の角度まで細かく調整。納得のいくスイングになるまで、選手に「もう1球、もう1球!」とリクエストして何度も挑戦してもらい、一切妥協を許さない様子でした。
選手がマウンドに立ち、前田さんが座席に立って勝負するという貴重な一幕も。その見逃し方やアプローチの仕方に注目が集まり、一球ごとに歓声があがって大盛り上がり。元広島東洋カープのスーパーレジェンドの貴重な座席を見て、思わずトクサンも「令和の時代も前田智徳は絵になる!」としみじみ語っていました。
同教室内では保護者向けの「スポーツ栄養教室」が行われ、管理栄養士から成長期の子どもに必要な栄養摂取、運動時の栄養摂取についてなど、メニューを交えて講義しました。成長が大事な少年時代から食に取り組む大切さ、野球向上にも役立つ環境です。
さらに、野球チームの指導者を対象とした講習会も行われ、選手のケガを予防しパフォーマンスをサポートするストレッチおよびトレーニング方法を指導しました。
子ども達は、憧れの元プロ野球選手から直接の励ましやフィードバックを受けたことで、より高いレベルの技術を習得でき、自分のプレーに自信を持てた様子。
グラウンドには笑顔と真剣な眼差しが絶えず、大人も子どもも全員が夢中で野球を楽しんでいました。
JA全農では、X(旧Twitter)のアカウント「全農広報部スポーツ応援@zennoh_sports」にて、さまざまな取り組みを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。