2024.07.12 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 3 | 終了 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
東京ドーム |
自己犠牲の精神からの進塁打
巨人がDeNAにサヨナラ勝利。連勝を6まで伸ばし、首位の座をしっかりとキープした。
巨人は2回、DeNA先発のアンドレ・ジャクソンから4番の岡本和真がレフトへソロホームランを放ち先制するも、DeNAも巨人先発の戸郷翔征から4回は京田陽太、5回には佐野恵太の同学年コンビのタイムリーで逆転に成功。しかし8回に丸佳浩のソロホームランで同点に追いつくと、9回には1死三塁から若林楽人がサヨナラヒットをレフト前に運び、4-3で熱戦を制した。
勝負を決めた9回の巨人の攻撃に対し、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた谷繁元信氏は「最後の9回の攻撃、(先頭の)大城が出て、僕は坂本にもしかしたらバンドかなと思ったんですよ。でも打たせに行って、追い込まれて…」とノーアウト2塁からの強硬策に着目。
解説として出演した大矢明彦氏は「坂本のバッティングはもう完璧にゴロを転がしに行って、インコース寄りのボールを打ちに行って、それでサードまで進めて」と経緯を説明。次に「次の打席のバッターっていうのは、そういうのはやっぱり見てますよ。だから、よし、じゃあもうこういう風にやってくれたんなら自分で返さなきゃっていう、そういう流れを作ってくれるベテランのセカンドゴロっていうのは、 泣けるな」と自己犠牲の精神からの進塁打、そしてサヨナラに繋げた打席をしんみりと感心した。
殊勲の若林楽人も「いやほんと坂本さんの進塁打が、すごいなと思って。その中で回ってきたので強気でいきました」と感謝した価値ある一打。本調子ではなくとも、チームの勝利へ貢献する。名門巨人を牽引し続けている背番号6の執念に、解説陣も感心しきりだった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』