7回に打者10人の猛攻で7得点!「普通なら犠打で二・三塁にして逆転を狙うというのがセオリーだが…」
ロッテは15日、ソフトバンクとの首位攻防初戦を8-5で勝利した。1-2で迎えた7回、先頭の佐藤都志也が二塁打を放つと、中村奨吾が四球を選び無死一・二塁に。続く髙部瑛斗が安打で繋ぎ無死満塁と好機が拡大すると、田村龍弘が四球を奪い同点に追いつく。代打・藤岡裕大が三振に倒れるも、岡大海・小川龍成の連続四球で4-2と勝ち越しに成功。なおも一死満塁で藤原恭大が犠飛を決め1点追加、さらにソトが第11号3ランを放ち、この回一挙7点を挙げる猛攻を見せた。勝利を収めたロッテは、ソフトバンクとのゲーム差を「6」に縮めた。
15日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも、打者10人で大量得点を奪った7回の攻撃が話題に。解説の笘篠賢治氏は「ビッグイニングの始まりとなったのは、無死一・二塁での髙部」と断言し「普通なら1点を追う展開で、しっかり送って二・三塁にして逆転を狙うというのがセオリーではあるが、ここを強攻で行った。髙部の打ち方を見ると、進塁打を打とうという気持ちはなく、とにかく走者を返しに行こうという見送り方をしている。ベンチも普通に打っていいという中で、小細工をするのではなく、普通に打ちに行って、打って繋げてくれた」と分析。
さらに「犠打をしていれば一塁が空き、投手も次の打者に際どいコースを攻められるが、無死満塁になったので攻められない」と相手投手への影響についても言及し「髙部に強攻させた監督とそこで結果を残した髙部、これが逆転を生んだ」と絶賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』