2024.07.15 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 0 | 終了 | 2 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
「やっぱり攻撃力」
阪神が巨人に零封勝ち。伝統の一戦のカード初戦をモノにした。阪神は両軍無得点で迎えた4回、巨人先発の赤星優志から二死一三塁のチャンスを作ると、5番・大山悠輔がレフト線へ二塁打を放ち2点を先制する。その援護を阪神先発のジェレミー・ビーズリーが6回を無失点と、この日も“巨人キラー"ぶりを発揮。その後は石井大智、桐敷拓馬、ハビー・ゲラが巨人打線を抑え込み、2-0で勝利を飾った。
この日唯一の打点となった大山悠輔の一打に対し、15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した平松政次氏は「阪神のポイントゲッターというのは、近本が出て、そして大山、佐藤輝明辺りで攻撃するしかないんですね。これが1番確実な点の取り方でしょうから」と中軸としてランナーを返す役割に期待。さらに「この調子が続いてくるともっと成績が上がってくるんでしょうけども、なかなかファームに行かされたりということで、大山も非常に我慢してるでしょうから。でもやっぱこうやって活躍すれば、自ずとまた4番というポジションに座るでしょうからね」と昨年固定されていた4番の座の復帰にも言及した。
またもうひとりの解説者・笘篠賢治氏は「セリーグが競ってる中で、後ろのピッチャー陣が非常にいい阪神にとって、やっぱり攻撃力。これで点が取れたら逃げ切れるわけですから、これはキーになってくると思います」と打撃陣に注目した上で「大山君もヒーローインタビューで言ったように準備ができていた。これは1つ狙い球を絞れていたっていうことですよね。ですから2球インコースを攻められてビクッとしましたけれども、それでまた3球目って言うんじゃなくて、もうあくまでもスライダー待ってるんだという、そういう準備ができていたから1発で仕留めれたんじゃないかと思いますね」と巨人先発の赤星優志が連続してシュートで内角をえぐられながらも、スライダーを狙い撃った一打を解説した。
ここまで.223と低打率ながら、この日は殊勲打に2四球と結果を残した大山悠輔。この先の復調に期待がかかっている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』