133球の熱投も打線の援護に恵まれず
阪神が巨人に惜敗。連勝は2で止まり、首位巨人との差は1.5に広がった。阪神先発の才木浩人は初回に2点を失ったものの、その後は巨人打線を封じ込み8回まで投げ抜く熱投を披露。しかし打線は巨人先発の山崎伊織から2回に1点を奪っただけと沈黙し、1-2の1点差で敗戦を喫した。
ひとりで投げ抜きながらも敗戦投手となった才木浩人に対し、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した谷沢健一氏は「8回まで133球を投げ続けました。これはもうエースの自覚」と絶賛。
特に4回二死から5回にかけて、巨人のクリーンアップと対峙した場面に「ヘルナンデスに対して三球三振ですよ。カーブを入れてそして最後はストレートで。そして5回、岡本(和真)にはこの外へのストレート(センターフライ)。そして初回打たれた大城(卓三)に対してはインハイのストレート(三塁ファールフライ)。そういう意味でもきっちり抑え切ったんじゃないですかね」と具体的なシーンを交えて凄さを解説した。
好投しながら今季3敗目を喫してしまった才木。今回は投げ負けた1998年生まれの兵庫県出身の同級生・山崎伊織にリベンジを果たせるかにも注目したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』