今永昇太がオールスターゲーム初出場で好投
シカゴ・カブスの今永昇太投手(30)が現地時間16日、テキサス・レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われたオールスターゲームに出場。ナショナル・リーグの4番手としてリリーフ登板し、1イニングを三者凡退に抑えた。
3対3の同点で迎えた4回裏、4番手として今永が登板。初対戦の相手は、昨季のホームランダービーを制したブルージェイズ所属のウラジーミル・ゲレロJr.。カウント1-2から外角高めへのフォーシームでピッチャー返しを浴びるも、打球は二塁手の正面へ。二ゴロで先頭打者を打ち取った。
続く8番は、オリオールズの正捕手アドリー・ラッチマン。カウント0-2からの5球目、内角低めのボールゾーンへ落ちるスプリットでハーフスイングを誘い、空振り三振。オールスターゲーム初奪三振を記録した。
最後は、開催地テキサス・レンジャーズ所属のマーカス・セミエンと対戦。フルカウントから内角低めのフォーシームを痛打されるも、ライナー性の打球を左翼手プロファーがランニングキャッチ。この試合両チーム通じて最初の三者凡退でオールスターゲーム初出場を終えた。
MLB1年目の今永は初登板から4連勝、防御率0.98という驚異的な成績を収め、ナ・リーグ4月度の月間最優秀新人賞を獲得。前半戦17試合に先発登板し、8勝2敗、97回を投げて防御率2.97、98奪三振という成績。勝利数、イニング数、奪三振数の各部門でチームトップに立っている。
MLB1年目でのオールスターゲーム選出は昨季の千賀滉大(メッツ)以来、日本人選手として9人目だが、実際に登板したのは今永が2人目。今回と同じテキサスで開催された1995年に先発登板した野茂英雄氏以来、29年ぶりの快挙となった。