2024.07.17 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 0 | 終了 | 3 | 広島東洋カープ |
横浜 |
白熱の投手戦を勝ち切ることはできず…
無敗のエースが1球に泣いた。ここまで開幕から8連勝と無双状態の続いている東克樹は、この日も広島打線を6回まで無失点に封じる好投を披露。しかし打線も広島先発の森下暢仁を打ち崩せず、0行進のままゲームは進んだ。
6回裏、DeNAはニ死満塁のチャンスを潰し嫌な雰囲気が漂う中迎えた広島のラッキーセブン。東は先頭の上本崇司にチェンジアップをレフト前に落とされると、続く小園海斗にもライト前に運ばれ、あっという間に無死二・三塁の大ピンチを作られてしまう。ここで東は2者連続で浅い外野フライに打ち取るさすがのピッチングを見せるも、ジェイク・シャイナーにストレートを左中間スタンドへ痛恨の被弾。終盤に来て重すぎる3点を献上し、森下との白熱の投手戦を勝ち切ることはできなかった。
試合後三浦監督は8番のシャイナー勝負に「ベンチでも確認して勝負っていうとこでね。もちろんカウントが悪くなればっていうとこもありましたけども」と経緯を説明。「勝負した中での失投になるのかなと思うんですけどもね。あれだけ投げてきたピッチャーでも失投はありますし、今日はそこを見逃さずに打たれたかなというとこですね」と東を責めることはなかった。続けて「まだまだシーズンは続きますしね。今日のことは今日で切り替えて、次回登板、ちょっとオールスターブレイクを挟むので間は空きますけども、次の登板からまたね、1つずつ積み上げていけるように調整してもらいます」と変わらぬ信頼を口にした。
相手の森下には「うまく攻められたかなと。0点でしたからね、点取れなかったんで」としつつ「その中、中盤でのチャンスのところでね、点を先に取れてれば、また違った展開っていうかね。東ももっと大胆に行けたなっていうとこもあるんですけどもね…そこは東にとって苦しい展開してしまってね、申し訳なかったなと思います」とコメントした。
明後日からの前半戦最後の3連戦に向け「また1日空くんでね、しっかりと準備して、切り替えて、金曜日に入っていけるようにしていきたいと思います」と前を向いた指揮官。エースで落とした一戦を引きずることなく、オールスター前のゲームを確実に取りに行く。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘