2024.07.20 18:00 | ||||
阪神タイガース | 0 | 終了 | 1 | 広島東洋カープ |
甲子園 |
「引っ張ってのファールが多い」
阪神が広島に惜敗。貯金を使い果たし、2016年以来となる前半戦のBクラスが確定した。
今シーズン2度目の先発となった及川雅貴が6回無失点と役割を果たすも、ここまで防御率0点台の広島先発・大瀬良大地の前に打線は沈黙。両軍ともに得点できずに進んだ延長11回表、この回から登板した富田蓮の与えた四球がきっかけとなり、自らバント処理ミスに中野拓夢の悪送球も加わり逸れ無死二三塁のピンチを迎える。申告敬遠を挟んでの無死満塁から小園海斗にセンター犠牲フライを打ち上げられ、遂に均衡を破られた。その裏も栗林良吏の前に三者凡退に抑えられ、昨日同様0-1で敗退した。
22イニング無得点の阪神打線に対し、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した斎藤雅樹氏は「去年阪神がすごかったっていうのは、フォアボールをよく取ってよくつないでいましたけど、やっぱり1、2番がしっかり塁に出て、大山とサトテルで返す。そして 8番の木浪も去年は非常に機能してましたよね。やっぱそういうところが元に戻ってこないとですね。今年はフォアボール少ないのかなと思って見ましたけど、やっぱり阪神が1番多く取っているんですよ。取ってはいるけども、点には繋がってないっていうとこですから」と昨年のように、塁に出る人と返す人の役割を果たすことがキーだと力説。
もう一人の解説者・館山昌平氏は「昨年と比べると、引っ張ってのファールが多いと思うんですよ。こういう時はもうセンター方向から反対方向に、基本に忠実に打っていくことで繋がっていくんじゃないかなと思うので。もちろんね、1発で大量得点っていうところもあるんですけども、基本に忠実につなげていけば、また昨年のように打線もつながってくるのかなと思いますね」と基本に立ち返ることを提案した。
ここにきて得点力不足が露呈している阪神。岡田監督は眠れる虎打線をどう起こしていくのだろうか。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』