「しっかり少ない球数で三振を取るというのは継続してやっていきつつ、パワー、球速の方とかボールの力を出していくことを意識しています」。
ロッテの菊地吏玖は一軍での4試合の登板を経験して、ファームでは少ない球数、三振をこだわってファームで腕を振っている。
一軍では「真っ直ぐの球速はそんなに出なかったんですけど、刺せてましたし、痛打されている場面がそんなになかったので、そこら辺の力というのはあったのかなと思います」と振り返り、「課題としては変化球の精度をもっと上げていかないといけないない。最後、木浪選手とか若干手詰まりになった部分があったので、そこら辺を改善していければいいなと思います」と、5月31日の阪神戦、3-4の7回二死一塁で木浪聖也を中飛に仕留めたが、2球で追い込みながらもそこからボール、ファウルで粘られ、打ち取るのに9球を要したことを反省。
降格の際、首脳陣からは「一軍でした経験をしっかり頭に入れて、それをもとにレベルアップしていくように言われましたし、いつあがってもいいようにというのはコーチもおっしゃっていましたし、僕もずっと考えてやっています」と、いつ一軍から声がかかってもいいように準備をしていくよう言われた。
6月1日に一軍登録抹消された後、ファームで11試合・11回1/3を投げ、2セーブ、7被安打、4奪三振、1与四球、防御率2.38。直近5登板は被安打0で、そのうち3試合が15球以内、7月11日の日本ハム二軍戦(9球)と7月16日のDeNA二軍戦(8球)は10球以内で1イニングを終えている。
少ない球数で打ち取れているが、「ただ三振は取れていないので、三振を取れた上でそれだったらいいんですけど、結果は全部野手の正面に飛んでいる。ダメというわけじゃないし、悪くはないんですけど、より一軍の求めている選手にフィットしているのであれば空振りとって三振を取らないと、というところがあります。そこはやっていかないといけないなと思っています。じゃないと、一軍で投げられないかなと思っています」と、奪三振を増やしていく必要があると理解している。
それは一軍を経験して感じたことなのだろうかーー。
「結果だけでなく内容も伴わないと一軍で抑えていけないと思う。そこはファームで完璧を求めてやっていきたいと思います」。
投球フォームでは7月11日の日本ハム二軍戦から走者がいない時もセットポジションから投げている。
春季キャンプ中もセットポジション以降の投球に課題があったため、一時的に走者がいない時もセットポジションから投げている時期もあったが、今回も「基本振りかぶるところに関しては、直すどうこうの問題ではなくてリズムの話になってくる。直す直さないでいうとセットポジション以降になるので、効率よくポンポンとやりたい。振りかぶっている時間をなくして、セットポジションでという感じです」と説明した。
再昇格を目指し、ファームで課題を持って取り組む菊地吏玖。「平均は140後半出せるストレートでどんどん空振りをとっていけて、5月31日の阪神戦のように痺れる場面で任せてもらえるピッチャーになっていかないといけないなと思います」。大歓声の一軍のマウンドで再び投げるため、ファームで課題克服に励む。
取材・文=岩下雄太
ロッテの菊地吏玖は一軍での4試合の登板を経験して、ファームでは少ない球数、三振をこだわってファームで腕を振っている。
一軍では「真っ直ぐの球速はそんなに出なかったんですけど、刺せてましたし、痛打されている場面がそんなになかったので、そこら辺の力というのはあったのかなと思います」と振り返り、「課題としては変化球の精度をもっと上げていかないといけないない。最後、木浪選手とか若干手詰まりになった部分があったので、そこら辺を改善していければいいなと思います」と、5月31日の阪神戦、3-4の7回二死一塁で木浪聖也を中飛に仕留めたが、2球で追い込みながらもそこからボール、ファウルで粘られ、打ち取るのに9球を要したことを反省。
降格の際、首脳陣からは「一軍でした経験をしっかり頭に入れて、それをもとにレベルアップしていくように言われましたし、いつあがってもいいようにというのはコーチもおっしゃっていましたし、僕もずっと考えてやっています」と、いつ一軍から声がかかってもいいように準備をしていくよう言われた。
6月1日に一軍登録抹消された後、ファームで11試合・11回1/3を投げ、2セーブ、7被安打、4奪三振、1与四球、防御率2.38。直近5登板は被安打0で、そのうち3試合が15球以内、7月11日の日本ハム二軍戦(9球)と7月16日のDeNA二軍戦(8球)は10球以内で1イニングを終えている。
少ない球数で打ち取れているが、「ただ三振は取れていないので、三振を取れた上でそれだったらいいんですけど、結果は全部野手の正面に飛んでいる。ダメというわけじゃないし、悪くはないんですけど、より一軍の求めている選手にフィットしているのであれば空振りとって三振を取らないと、というところがあります。そこはやっていかないといけないなと思っています。じゃないと、一軍で投げられないかなと思っています」と、奪三振を増やしていく必要があると理解している。
それは一軍を経験して感じたことなのだろうかーー。
「結果だけでなく内容も伴わないと一軍で抑えていけないと思う。そこはファームで完璧を求めてやっていきたいと思います」。
投球フォームでは7月11日の日本ハム二軍戦から走者がいない時もセットポジションから投げている。
春季キャンプ中もセットポジション以降の投球に課題があったため、一時的に走者がいない時もセットポジションから投げている時期もあったが、今回も「基本振りかぶるところに関しては、直すどうこうの問題ではなくてリズムの話になってくる。直す直さないでいうとセットポジション以降になるので、効率よくポンポンとやりたい。振りかぶっている時間をなくして、セットポジションでという感じです」と説明した。
再昇格を目指し、ファームで課題を持って取り組む菊地吏玖。「平均は140後半出せるストレートでどんどん空振りをとっていけて、5月31日の阪神戦のように痺れる場面で任せてもらえるピッチャーになっていかないといけないなと思います」。大歓声の一軍のマウンドで再び投げるため、ファームで課題克服に励む。
取材・文=岩下雄太