「チームとしても、自分自身としてもシーズン後半の初戦になる大事な試合なので、後半戦、チームを勢いづける投球ができるように精一杯頑張りたいと思います」。

 ロッテ・西野勇士は、オールスター明け最初のゲームとなる楽天戦に先発する。

 西野はオールスター前、13試合・79回1/3を投げ、チームトップタイの7勝(5敗)、防御率3.40。13登板中8試合でクオリティスタート(6回以上3自責点以内)を達成した。

 西野は前半戦の投球について「負けもやっぱりいっぱいついていて、いったら負ける展開にしちゃっている試合がどちらかというと多かった」と反省し、「そこがちょっと反省点というか、自分の中では物足りないなという感じはしますね」と振り返った。

 今季は交流戦前の取材などでストレートに課題があることを何度も口にしてきたが、その中でその日に良い球種を見つけて抑えていったのはさすがだ。

 「それはできたのかなと思うんですけど、タム(田村龍弘)が受けて感じて選んでくれているので、そういう意味ではタムに感謝したいと思います」。

 その日のいいボールを見つけるのは試合中なのだろうか、それともイニング間のキャッチボールで見つけることが多いのだろうかーー。

 「試合中ですね」。

 試合の中でこの球種なら抑えられるといった、察知能力が高い。そこに関して西野は「タムがすごいんじゃないんですか、投げているだけじゃわからない。受けている側の方が絶対にわかると思うし、あいつが選んでやってくれているから、配球もそうですけど、それがなんとか自分が納得する調子じゃなくても抑えられている一つの要因ではないかなと思います」と女房役・田村龍弘に感謝した。

 ただ、イニング間に田村とコミュニケーションを取ったりは「そんなにしないですね」とのことで、「どういう攻め方をする、確認見たいな感じですね。回ってくる打順で。それぐらいですかね試合中は」と教えてくれた。

 現在首位・ソフトバンクと10ゲーム差離されており、大逆転優勝へ向けて1つでも多く白星を手にし、ゲーム差を縮めたいところ。西野は後半戦に向けて「投げる試合は全部ゲームを作りたい」と決意。

 「勝つ負けるは野手が打つ、打たないがあると思うし、色々ありますけど、常に9回まで諦めない、競った試合ができるような、負けていればいつでも逆転できるような試合を。勝っていたら勝ちにつながる試合をしていきたいと思います」。

 最初のスタートは大事。チームに勢いをもたらす投球を披露して欲しいところだ。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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