マリナーズがアロザレーナをトレード獲得
現地時間25日、シアトル・マリナーズがタンパベイ・レイズとのトレード成立を発表。ランディ・アロザレーナ外野手(29)を獲得した。
アロザレーナは3年連続で『20本塁打&20盗塁』を達成している強打の外野手。2019年にカージナルスでデビューし、2020年からレイズにトレード移籍。翌2021年にはアメリカン・リーグの新人王を獲得した。2023年のWBCでは、キューバ出身ながら、亡命先であるメキシコ代表としてプレー。日本戦でのホームランキャッチと腕組みポーズが話題となった。
6年目の今季は100試合に出場して打率.211、15本塁打、37打点、16盗塁、OPS.712という成績。同日のブルージェイズ戦では「4番・指名打者」で出場し、3打数無安打、1打点という内容だった。
ア・リーグ西地区首位で前半戦を終えたマリナーズだが、アストロズとの後半戦開幕カードで負け越しを喫し、地区首位から陥落。チーム打率.216で30球団ワーストに沈み、総得点390とチームOPS.660においてはホワイトソックスに次いでリーグワースト2位。さらに現地時間23日には、中堅手フリオ・ロドリゲス、遊撃手J.P.クロフォードが揃って負傷者リスト入り。23年ぶりの地区優勝、球団初のワールドシリーズ制覇に向け、打線強化に動いた。
マリナーズは、FAとなる2026年シーズン終了時までアロザレーナを保有することが可能。対価として球団12位有望株のエイダン・スミス外野手、同22位のブロディ・ホプキンス投手、後日指名選手の3選手をレイズへ放出した。