2024.07.28 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 0 | 終了 | 6 | 読売ジャイアンツ |
横浜 |
江本氏は無四球を評価「衰えている選手はできない」
巨人は6-0で快勝し、後半戦最初のカードとなったDeNA3連戦に全勝。これで前半戦から5連勝とし、貯金は今季最多を更新する「11」となった。
巨人打線は両軍無得点のまま迎えた5回、7番・坂本勇人、8番・小林誠司の連打などで二死満塁の好機を作ると、2番・吉川尚輝が押し出し四球を選び先制。さらに、続くエリエ・ヘルナンデスは左翼線を破る2点適時二塁打を放ち3-0とリードを広げた。4番・岡本和真は申告敬遠で再び二死満塁となり、5番のココ・モンテスが左翼線に落ちる2点適時二塁打を放ち5-0。巨人加入後3試合目のモンテスは来日初打点をマークした。
9回は1番の丸佳浩が、9号ソロをバックスクリーン右へ運びダメ押しの6点目。5回に集中打を見せるなど、計11安打6得点と効率よく加点した。
後半戦初登板となった先発の菅野智之は、バックの2失策に足をとられながらも粘り強くゼロ行進。6回は2安打で一死一、二塁のピンチを招いたが、4番・牧秀悟を遊ゴロ併殺に仕留めガッツポーズを見せた。
菅野は7回以降もゼロを刻み、9回117球、7安打無失点、8奪三振無四球の快投で3年ぶりの完封勝利を達成。これでリーグトップタイの9勝目(2敗)を手にした。
28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、完封勝利を挙げた菅野の投球にフォーカス。解説者の江本孟紀氏は「まだまだ力があるなと感じた今日のピッチング。完璧でした」と絶賛。特に無四球で9回を投げ切ったことについて「これくらいの球数(117球)で完封して、しかもフォアボールがない。これは衰えている選手はできない。だから衰えていないということですよ」と独特の言い回しで褒め称えた。
チームOBでもある仁志敏久氏は「小林選手とのバッテリーは非常にテンポも良いですし、要所要所のボールの使い方をお互いが理解し合えている」と女房役・小林の活躍も評価。「ランナーを置いてからつまらないボールを投げないので、(野手の)間に打球が飛んでいかない。ヒットを打たれても2つ進塁されるようなヒットにならないのでベイスターズは得点にならなかった」と、丁寧な投球を続けた“スガコバ”コンビを称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』