2024.07.28 16:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 8 | 終了 | 7 | 千葉ロッテマリーンズ |
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ロッテの和田康士朗が28日の楽天戦、『9番・左翼』で出場し、2安打5打点1盗塁の活躍を見せた。
和田は0-0の2回二死二、三塁の第1打席は一ゴロに倒れたが、続く0-0の4回二死満塁の第2打席は「種市が頑張っているのでなんとか先制点をと思い打ちに行きました。ランナーを返すことが出来て良かったです」と、先発・荘司康誠が1ボール2ストライクから投じた低めの難しいスプリットをライト前に弾き返す先制の2点適時打。続く藤原の打席中に今季5個目の盗塁を決めた。
3-0の5回二死満塁の第3打席は「1本出たんで少し楽な気持ちで打席に入ることが出来ました」と、サウスポーの弓削隼人が1ボール2ストライクから投じた142キロのストレートをレフトへ2点適時打。「いい結果に繋がって良かったです」と喜んだ。
6-7の7回一死一、三塁の第4打席は、19年までチームメイトだった酒居知史が投じた初球、一塁へセーフティスクイズを決めた。
1打席目はチャンスに1本が出なかったが、2、3打席目は満塁の好機できっちりと仕事を果たし、逆転された直後の7回も1球でスクイズを決めるなど、先発出場のチャンスに“結果”という形で応えた。
昨季“フルスイング”から足を活かした“コンパクトなスイング”にスタイルチェンジし、オールスター明けにプロ初本塁打を放つなど、打率.362(47-17)、3本塁打、8打点とレギュラー奪取へ期待を持てる内容でシーズンを終えた。
スタイルチェンジ2年目の今季に向け、3月9日の取材で和田は「ちょっとずつですけど、前よりはいい感じなのかなと思います」と手応えを掴み、「野球をやっていたら、憧れはホームランですけど、そこは欲を出さずにライナーを打っていけたらなと思います」と話していた。
オープン戦で打率.045に終わると、前半戦は49試合に出場したがスタメン出場はわずか6試合にとどまり、再び代走・守備固めがメインとなった。
それでも、和田は「まず自分が一軍にいられるのは守備、走塁があってこそだと思うので、そこをまずしっかりやって、それでたまにスタメンでポンと行った時に活躍できるように準備していきたいと思います」と自分が与えられた役割を全うしながら、バットで貢献する準備も怠らなかった。
少ない打席機会で結果を残すため、打撃で試行錯誤していたのも事実。「タイミング、色々考えすぎてわからなくなってしまったので、1回何も考えずにリセットして、とりあえず思いっきり振ろうという期間を自分で作ったりしました」と5月6日の取材で明かしている。
7月に入ってからは、良い形の安打が増えていた。12日のオリックス戦で「追い込まれてから詰まりながら、ショートの頭を超えていくというのは練習している打球だったのかなと思います」と、曽谷龍平から放ったレフト前への安打は本人も納得の一打だった。
シーズンの打率こそ.171だが、7月は月間打率.400(10-4)、6打点、1盗塁だ。和田には足という大きな武器がある。とにかく打てれば、一気にレギュラーポジション獲得も見えてくる。1試合だけでなく、バットで活躍する試合を1試合でも多く増やしていきたい。
取材・文=岩下雄太
和田は0-0の2回二死二、三塁の第1打席は一ゴロに倒れたが、続く0-0の4回二死満塁の第2打席は「種市が頑張っているのでなんとか先制点をと思い打ちに行きました。ランナーを返すことが出来て良かったです」と、先発・荘司康誠が1ボール2ストライクから投じた低めの難しいスプリットをライト前に弾き返す先制の2点適時打。続く藤原の打席中に今季5個目の盗塁を決めた。
3-0の5回二死満塁の第3打席は「1本出たんで少し楽な気持ちで打席に入ることが出来ました」と、サウスポーの弓削隼人が1ボール2ストライクから投じた142キロのストレートをレフトへ2点適時打。「いい結果に繋がって良かったです」と喜んだ。
6-7の7回一死一、三塁の第4打席は、19年までチームメイトだった酒居知史が投じた初球、一塁へセーフティスクイズを決めた。
1打席目はチャンスに1本が出なかったが、2、3打席目は満塁の好機できっちりと仕事を果たし、逆転された直後の7回も1球でスクイズを決めるなど、先発出場のチャンスに“結果”という形で応えた。
スタイルチェンジ2年目
昨季“フルスイング”から足を活かした“コンパクトなスイング”にスタイルチェンジし、オールスター明けにプロ初本塁打を放つなど、打率.362(47-17)、3本塁打、8打点とレギュラー奪取へ期待を持てる内容でシーズンを終えた。
スタイルチェンジ2年目の今季に向け、3月9日の取材で和田は「ちょっとずつですけど、前よりはいい感じなのかなと思います」と手応えを掴み、「野球をやっていたら、憧れはホームランですけど、そこは欲を出さずにライナーを打っていけたらなと思います」と話していた。
オープン戦で打率.045に終わると、前半戦は49試合に出場したがスタメン出場はわずか6試合にとどまり、再び代走・守備固めがメインとなった。
それでも、和田は「まず自分が一軍にいられるのは守備、走塁があってこそだと思うので、そこをまずしっかりやって、それでたまにスタメンでポンと行った時に活躍できるように準備していきたいと思います」と自分が与えられた役割を全うしながら、バットで貢献する準備も怠らなかった。
少ない打席機会で結果を残すため、打撃で試行錯誤していたのも事実。「タイミング、色々考えすぎてわからなくなってしまったので、1回何も考えずにリセットして、とりあえず思いっきり振ろうという期間を自分で作ったりしました」と5月6日の取材で明かしている。
7月に入ってからは、良い形の安打が増えていた。12日のオリックス戦で「追い込まれてから詰まりながら、ショートの頭を超えていくというのは練習している打球だったのかなと思います」と、曽谷龍平から放ったレフト前への安打は本人も納得の一打だった。
シーズンの打率こそ.171だが、7月は月間打率.400(10-4)、6打点、1盗塁だ。和田には足という大きな武器がある。とにかく打てれば、一気にレギュラーポジション獲得も見えてくる。1試合だけでなく、バットで活躍する試合を1試合でも多く増やしていきたい。
取材・文=岩下雄太