ドジャースは4件のトレードを成立
現地時間30日、MLBは2024年シーズンのトレード期限を迎えた。大谷翔平、山本由伸の所属するロサンゼルス・ドジャースは2日間で4件のトレードを成立させ、計15選手の人員整理を行なった。
29日にはカージナルス、ホワイトソックスと三角トレードを敢行。カージナルスからWBC韓国代表の内野手トミー・エドマンと有望株投手オリバー・ゴンザレス、ホワイトソックスからリリーフ右腕のマイケル・コペックを獲得した。さらに、レイズとのトレードではユーティリティ野手アメド・ロサリオを再獲得。ロサリオは昨季7月以来、2年連続のトレード加入となった。
トレード期限最終日の30日には、タイガースから今季7勝を挙げている先発右腕ジャック・フラーティ、ブルージェイズからゴールドグラブ賞4度の中堅手ケビン・キアマイアーをトレード獲得。MLB12年目のキアマイアーは今季限りでの現役引退を表明している。
ナショナル・リーグ西地区首位に立つドジャースは現在、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンら主力野手が相次いで離脱。内外野複数ポジションを守ることができるエドマンとロサリオ、守備走塁に長けたキアマイアーを獲得し、野手層の拡充を図った。さらに、7月の月間防御率が30球団ワーストと課題の投手陣には2投手を補強した。
上記のトレードの対価として今季32登板のライアン・ヤーブローや若手野手ミゲル・バルガス、4人の有望株選手を含む計7選手を放出し、新加入に伴うメジャー40人枠の確保のためガス・バーランド、ニック・ラミレス両投手をDFA。3年連続地区優勝、4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けてチームを再編成した。