広島OBクリス・ジョンソン氏に並んだ!
広島がDeNAに競り勝ち。ロースコアのゲームを制し、早くもこのカードでの勝ち越しを決めた。この日は先発した床田寛樹の好投が勝利を呼び込んだ。初回は二死から佐野恵太をつまらせながらもライト前に落とされ、牧秀悟には三塁線を抜かれ二死二・三塁のピンチを背負ったが、相性の悪い宮﨑敏郎のセンターへ抜けようかという打球をショートの矢野雅哉が華麗にさばき、無失点スタートした。
2、3回は出塁を許すも併殺打で切り抜け波に乗ると、2点リードの6回に牧の二塁打から宮﨑のレフト前タイムリーで1点を奪われたが、失点はこれだけ。7回を86球でまとめ、被安打8、与四球2でチームに勝利を呼び込んだ。
広島の左腕ではクリス・ジョンソン氏以来となる2年連続2桁勝利を挙げた床田に対し、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「今年全部の登板でクオリティスタートっていうことで。凄い安定感ですね」と17試合連続で試合を作っていることに脱帽。解説として出演した斎藤雅樹氏も「素晴らしいですね。特に今日の試合は相手が東(克樹)でしょ。両エース対決に勝ったっていうのはやっぱり素晴らしいことですね。自信になりますよ」と今年も防御率1点台のDeNAのエースに投げ勝った点にも価値があると言及した。
またもう一人の解説者・坂口智隆氏は「ほんとに点が取れない投手っていう印象があって。ランナーを出しても、なぜかこう抑えられていく、イニングが進んでいくっていうようなピッチャーですよね」と淡々とアウトを積み重ねていく投球術に注目していた。
これでリーグ最速の10勝目をマークした床田寛樹。守り勝つカープ野球には、この左腕は欠かせない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』