7月チーム打率.272と打線が上向き
阪神が巨人に打ち勝った。昨夜に続いての巨人叩きに成功し、連勝も6まで伸ばした。
この日も好調打線が勝利の原動力となった。巨人先発のフォスター・グリフィンに対し、初回先頭の近本光司がレフト前に流して勢いをつけると、犠打とヒット、更に四球も絡めて二死満塁のチャンス到来。するとこの日6番に座った野口恭佑が押し出し四球を選び先制すると、続く木浪聖也も2点タイムリー、さらに四球を挟み再び二死満塁でピッチャーの及川雅貴がレフト線へタイムリーを放ち計4得点のビッグイニングを作った。
グリフィンをマウンドから降ろしても攻撃の手は緩めず、2番手の泉圭輔から4得点、3番手の平内龍太から1得点と猛虎打線は止まらず、14安打9得点の猛攻で巨人をねじ伏せた。
チーム打率は5月は.213、6月も.214と低い数字に終わっていたが、7月は.272と突然息を吹き返した猛虎打線に対し、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「打線が非常に上がってきたんですけども、今日もなんかしっかり打線が繋がりましたね」とこの日も好調を持続していたと言及。解説として出演した斎藤雅樹氏も「ほんとにもうずっとここのところね、3、4、5がずっと代わりばんこにいい感じでヒットが出てるかなっていう感じがしますしね」と打線の軸となるクリーンアップの働きが大きいと指摘し「今日はまた下位打線がチャンスを作っていたいうところですよね」と7番の木浪聖也が1安打1打点、8番の坂本誠志郎が1安打2四球、9番の及川雅貴がプロ初ヒットを含む2安打1打点と機能したことにも注目した。
またもう一人の解説者の坂口智隆氏は「特にこの1、2番のどちらかが塁に出始めたので、それも好調の要因なのかなと思いますね」と昨年大活躍だった近本光司&中野拓夢のコンビの存在にもフォーカスした。
そもそも投手力には定評のある阪神。打線が上向いてくれば、自ずと勝ち星も増えていきそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』