「三振で切り抜ける投球がまだまだ見たい」と完全復調へ熱視線!
ロッテ・佐々木朗希が1日、6月8日以来の先発登板を果たし、西武相手に5回72球・3安打3奪三振2四死球1失点と試合を作り今季6勝目を手にした。
約2カ月ぶりの登板となった佐々木の投球に、1日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも大きな注目が集まった。
笘篠賢治氏は「直球のスピードという部分ではまあまあしっかり出ていたと思うが、真ん中に投げ込む直球だけではなかなか空振りが取れない」と指摘。特に5回、先頭打者・外崎修汰への7球目が死球となった場面について「フォークボールが抜けてしまった。抜けるボールが今日は相当多かった」と分析し「だから早いカウントで追い込んでも、勝負球のフォークボールで打ち取るということができないので、結局狙われるのは真ん中への真っ直ぐ。これを弾き返され始めたので5回72球で降板となったが、佐々木レベルでこれで満足いくのかなと思った」と物足りなさを口にした。今後の投球に対しては「徐々に上げていってこれから先、8月9月と痺れるゲームを迎えるので、三振で切り抜ける投球がまだまだ見たい」と語った。
野村弘樹氏も「5回72球は、ベンチとしてはプラン通りだったと思う。ただ、佐々木朗希に求めるものは大きい。直球のスピードだけでなく、球質も変化球の制球もこれからどんどん上げていってもらいたいというのが正直なところ。さらに良い投球を期待したい」と同調すると、坂口智隆氏も「直球とフォークボールの2球種でもっと簡単に料理できるはず。調子を掴んでくれば、もう少し球数少なく投げてくると思う。大事な戦いに向けて、調子を上げていってほしい」と激励を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』